エレクトロニカとは一般的には電子音を使った音楽の総称なのですが、K2レコードでは主にIDM(インテリジェンスダンスミュージック)と呼ばれる<踊れないテクノ>を提唱したオウテカをはじめ、彼等が所属するWARPレコードの一部、電子音にアコーギやピアノなど生楽器の音色を加えて温かみを出したフォークトロニカ、ヒップホップビートを使用して躍動感を出したり、ジャズやR&Bを取り入れてアーバンな雰囲気を演出したアーティスト、逆にビートを最小限にしたり低音にして引き伸ばしたりしてアンビエント~ダビーな電子音響を機材で演出している作品など、リスニング志向のゆったりと聴ける作品を括ってエレクトロニカと呼んでいます。
エレクトロニカの名盤というものは、その音の作り方に感動してしまうものが多いのです。
無機質なもののように思えますが琴線に訴えてくる作曲能力を持ったアーティストも多く、ここを聴いておけば大丈夫!というレーベルなどもあり、意外と初心者へのハードルは低いのかも知れません。
しかしながら、ひとことでジャンルとして表すには、なかなか難しい、奥の深いジャンルとも言えるでしょう。
インストのポストロックがお好きな方、映画のサントラがお好きな方、ヒップホップのトラックメイカー作品がお好きな方にもオススメです。