スワンプ=泥、から想像するに、アメリカ南部の泥臭いロックミュージックと言えるのですが、美しいコーラスやメロディライン、時には70年代のサイケデリックな感覚さえも感じてしまうものもあり、ひとことでスワンプロックと括っても、なかなか個性的なアーティストが混じっています。
アメリカのルーツロック、ゴスペル、ソウル、ブルースなどを土台に多くの名盤が生まれており、コーラスワークに特徴があったり、渋いギターソロがあったり、とりあえず聴いているだけでむせび泣きそうになったり・・・。
聴いているとそれぞれに、風景が見えてくるのですが、是非貴方にあった風景を見つけて欲しいと思います。アメリカンロックが好きな人であれば、人生の名盤になりうる物を見つけれるかも知れないジャンルではないかと思います。
ちなみに「スワンプロック」というジャンル名称は日本でしか通用しません。
K2レコードではそういったスワンプロックのCDを数多く取り扱っております。
ロジャーティリソン/ロジャーティリソンズアルバム
ジェシエドデイヴィスのプロデュースによるこれぞスワンプ!!な一枚です。スティーヴィーワンダーやドンニックスの作品で感涙に打たれる事でしょう!
リトルフィート/ウェイティングフォーコロンブス
オールマンブラザーズのフィルモアイーストと並ぶライブの名盤!77年の英国公演を収録しています。ローウェルジョージのファンは抑えておきたい作品です。
デヴィッドブロムバーグ/ミッドナイトオンザウォーター
60年代は著名な作品のギターを多く手掛けた名手の75年作品です。渋さが滲むブルージーでバラエティ豊かな楽曲群はどれも名曲!
ダンペン/ドゥライトマン
フェイムスタジオから数多のサザンソウル名曲を生み出した名ソングライターさんのセルフカバー作品です。哀愁たっぷりの枯れたボーカルがたまりません!
ドンニックス/ホーボーズヒーローズ&ストリートコーナークラウンズ
多くのミュージシャンから愛される豪快でメロディアスな楽曲は、よくよく聴いてみると意外と泥臭さよりも痛快で爽快な聴後感を得られます!
デイヴメイスン/ヘッドキーパー
1stに比べると南部色は薄めですが、スペンサーデイヴィスやグレアムナッシュら豪華ゲストを迎えたスタジオライヴ音源もあります。
グリースバンド/グリースバンド
ジョーコッカーのバックバンドで、後にそれぞれ有名バンドのメンバーになっていく4人によるブリティッシュスワンプの名作です!
ジョーママ/ジョーママ
キャロルキングとのシティ解散後にダニーコーチマーらが組んだバンドのデビューアルバムです。ダニーコーチマーの才能の凄さには毎度驚かされます。
デラニーブラムレット/サムシングズカミング
デラニー&ボニー解散後の初ソロ作品です。改めて彼のソウルフルな歌声のかっこよさに気づかされますよ!
トニージョーホワイト/ハードトゥハンドル
いつまでも現役スワンプロッカーな彼が、クラプトンやJJケイル等を迎えた南部ファンにはたまらない06年作品です!