アグレッシヴで衝動的な騒々しいギターと雄叫びボーカルに、まさか後にトータスやガスターデルソルを結成するジョンマッケンタイアやデヴィッドグラブスが在籍していたとは信じがたいバンド：バストロの「シングザトラブルドビースト/バストロディアブログアポ」です。

よくよく聴くとカタルシスに満ちた展開やタメにセンスを感じさせるところはさすがです！

ポストハードコア～マスロックバンドに多大な影響を及ぼすことになったスリントの2ndアルバム｢スパイダーランド｣です。

淡々としているようで妙にエモーショナルでちょっぴり不気味な独特の空気感。

若いロックファンの方々で普段聴いているものに物足りなさを感じはじめたら聴き時かも！

鬱々としたものを爆発させるのではなく、不協和音や音響的なリフに昇華させたサウンドはとても沁みます！

いまやすっかりセレブになったライトスピードチャンピオン～ブラッドオレンジのデヴハインズが10台の頃に在籍していたニューウェーブリバイバル/ポストパンクバンド：テストアイシクルズの｢フォースクリーニングパーパセスオンリー｣です。

雄叫びボーカルにハチャメチャに騒がしいサウンドにやたらキャッチーという王道ダンスロックは今聴いても楽し過ぎです！

クラプトンの後押しでデビューしたギタリスト/ＳＳＷの2ndアルバム｢ウルル｣です。

歌は何だかネバネバした声質で酔いどれ気味、ギターも下手ではないけれども特別巧いのだか判らない、哀愁たっぷりなのだけれども何処かのほほんとしていて気怠く気を張らずに聴けるなんとも味わい深い一枚。

ベトナム戦争の徴兵を避けるためカナダに逃れ、そこで出会ったロビーロバートソンやザ･バンドの面々と創ったファーストアルバム｢ジェシウィンチェスター｣です。

彼が作る活き活きとしたアメリカンロックはジョーンバエズやエルヴィスコステロといったミュージシャンたちが好んでカバーしています。