CDからWAV、FLAC、MP3へ-K2レコード


良い音質で聴きたいというのは音楽ファンなら常に思うことではないでしょうか?

音質というのは数字上で見れば優劣ははっきりしますが、再生環境、部屋の大きさやスピーカーの配置、スピーカーの種類、アンプの種類など様々な要因が絡んできますので一概にコレということは言えないような気がします。

それでもデジタルオーディオの世界(iPhoneやiPod、ウォークマンなども含めて)では数字上で出来る限りの事をした上で、日本の住宅事情に負けずに(?)良いヘッドフォンやイヤホンなども用いて音楽を楽しみたいものですね。

個人的なことを言うと、Macに直接スピーカーを繋いでいたときよりも、DACを通してプリメインアンプにつなぎ、スピーカーから音を出す事で「こんなに違うんだ」と感じて、これまでに聴いていたアルバムを聴くのが改めて楽しくなりました。

CDプレイヤーもいまだ現役で、やはりアルバムをじっくり聴くという行為は音楽ファンにとっては音楽を楽しむ要素の上位に来ることではないかと思います。

最近ではン万円するヘッドフォンやイヤホンも売れているようですので、そういったものでご家族に迷惑をかけずに音楽を楽しんでおられる方も多いのではないかと思います。

ここでは先述の「数字上で出来る限りの事」とは何かということを少しお話したいと思います。

まずは再生するファイル、CDから取り込むファイルのグレードをアップしよう!という事で。

★WAVファイルとは
CDと同等の音質で再生できるファイル形式です。
言わばCDに入っているそのままの形式で取り出したようなもので、デジタルオーディオで音質重視の方はWAV一択!という方がほとんどです。

★MP3とは
20年ぐらい前から普及し始めた音楽のファイル形式で、iPodの普及でほぼすべての音楽ファンが知るようになったといっても過言ではないファイル形式です。
圧縮といっても、人間の耳に聞こえない部分を「削って」作成されますので、WAVファイルに比べて音質は落ちてしまいます。

音量が小さかったり、汎用タイプの再生機器などではあまり違いは感じないかもしれませんが、160kbpsぐらいのビットレートだと敏感な人は楽器の鳴り方などに違和感を感じる人もいるかもしれません。

ボリュームを上げてスピーカーで聴いてみると、音の分厚さは全然違うと感じられるはずです。
256kbpsぐらいになるとかなり違和感なく聴けるのですが、それでもクラッシックなどを聴かれる方は「話にならない!」という方もおられるようです。

ちなみに、定額配信サービスではこの256kbpsあたりが上限のようです。
実際、データ通信量から計測してみると180kbps前後ではないかという説もあります。
Youtubeなどの公式チャンネルでもこれぐらいではないでしょうか。

MP3のメリットはWAVファイルよりサイズがはるかに小さいので、とにかくたくさん「ポータブルプレイヤーに入れて好きなときにストレスなく聴きたい!」という方にオススメです。日本では通勤に1時間以上かかってしまうこともザラですので、そういった時間に音楽をたくさん楽しみたい人はひとつの選択肢かもしれません。

また、多くの再生機器に対応しているフォーマットということもメリットとしては大きいのではないでしょうか。アップルのiPodはもちろんiPhoneやソニーのウォークマンなどなど。

★FLACファイルとは
ザックリいうとMP3より音質の良いファイル形式です。
またその分圧縮率が低いため、WAVファイルよりサイズは小さいですが、MP3ファイルよりサイズは大きくなります。

しかしながらこのFLACファイルのミソは可逆圧縮方式で作られているということです。
MP3は「削って」小さくしていますので、音質劣化は否めません。
対してFLACは文字通り「圧縮」していますので、再生時に元の音声データを完全に復元できる方式なのです。

音質も良いし、ファイルサイズは小さくなるし、WAVに戻したいときは戻せるし・・・便利!なのですが、MP3に比べるとあまり普及していません。
やはり売れまくったiPodがMP3から始まったと事や、FLACはアップル製品には対応していないということも大きいかもしれません。

ビートルズのボックスが出たときにリンゴ形のUSBメモリが同時に発売されていましたが、そこにもこのFLACファイルで収録されていましたので、そういう点でご存知の方も多いかと思います。

FLACとほぼ同等のファイル形式にWMA LosslessやApple Losslessというものもあります。
iPodやiTunes普及率などを考えると、Apple Losslessを使用している方も多いのでしょうか?

厳密には「圧縮している」のですから音は劣化しているのでしょうが、それを聴き分ける能力や機材は残念ながら持ち合わせておりません・・・・。

★iTuensより音がいいプレイヤー
お客様のお話を聞いていると多くの方がiTunesとiPod(iPhone)を使って音楽を聴いておられるようです。
ただ、先述したApple Losslessだとアップル製品しか対応していませんので、アップルに縛られっぱなしになってしまいます。
それよりは汎用性の高いFLACを使いたいという方も多いと思います。

またiTunesは音楽再生ソフトとして性能が良くないというお話も伺ったりします。
そういう方でMacユーザーの方はAudirvana Plusという再生ソフトを導入されているようです。
見た目もiTunesっぽく操作できるところも受けている理由のひとつで、特にMacユーザーで音質重視の方は是非試されてみてはいかがでしょうか?
シェアウェアですが利用している人は「本当に変わった。お金払ってもOK!」いう声を良く聞きます。

●ハイレゾ音源
余談ですが、デジタルオーディオの世界でCDを凌ぐ音質として話題になっているハイレゾですが、もともとハイレゾ音源用に録音されたものはともかく、昔のものはマスターテープを上回るはずがないのでどうなのかな?と思っています。
確かに、マスターからCDにする時に少しの劣化があるとすれば、マスターそのままを提供できるハイレゾは非常に意義があります。
しかし過去カタログはCD音源(マスター)から作られているものも多いとか何とか・・・・。
ひょっとしてハイレゾ用にリマスター(リミックス)されたモノじゃないのか、なんていう声も???

きちんとハイレゾ音源を体験していない人間が言うなんて言語道断ではありますが、ハイレゾを楽しむには専用の再生機器(プレイヤー、スピーカー、ヘッドフォンなど)が必要なので、なかなか踏み切れません・・・・。どこかで体験したいものですね。

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