ジャムバンドとは、主にライブにおいて即興演奏を多く取り入れ、楽器のアンサンブルやアレンジの違いなどを楽しめるバンドのことで、音楽的な母体はブルース&ロック、カントリー&ロック、ジャズファンク&ロック的なアプローチを行うバンドが多いようです。
エレクトロニカに生楽器のアンサンブルを加えてジャムっていくライブトロニカなどと呼ばれるバンドも存在しています。
ジャムバンドという言葉自体は90年代頃から表立って使われてきたと思いますが、古くはやはりグレイトフルデッドが海外におけるその代表的なバンドと言えるでしょう。ライブひとつひとつではなく、ライブツアーをすると言うことも大きな要素で、そのライブが評判を呼び、それがファンの拡大やシーンを各個たるものにしていったと思われます。
70年代にはオールマンブラザーズバンドやマーシャルタッカーバンドなども現れており、またどちらかと言うとハードロックのくくりで語られることも多いですがディープパープルやレッドツェッペリンなどもそういう即興演奏の多いバンドでした。
日本にも、そういったバンドは多く来日していますが、当時は「ジャムバンド」という認識では見られていなかったと思いますが、自然とそれらのバンドの音に接することで日本人にも「ジャムる」楽しさと言うものが根付いているのかもしれません。
スペシャルアザーズなどの日本のジャムバンドもやはりそういう土壌から生まれてきているのではないでしょうか。
即興演奏といえばプログレッシブロックの存在がありますが、重なる部分はあるとはいえ、ジャムバンドのファンはもう少し力を抜いて楽しんでいるようにも見えます。
そういった70年代から続くライブ、楽器演奏を軸にしたバンドやアーティストは、とうぜんライブ盤にも注目がいきます。
ジャムバンドのおすすめや名盤はライブ盤をあげる人も多く、それだけジャムバンドがライブありきの存在であると言えます。
90年代に入りインスタントライブという、その日のライブをCD-Rにしてその日のうちに販売するという当時は非常に画期的なライブ盤の販売方法が生まれました。
最近はインターネットによる配信などにも積極的なバンドが多く、海外にはそういう専門サイトもいくつかあります。
RECOMMENDED ARTISTS&BANDS
K2レコードではそういったジャムバンドのCDを数多く取り扱っております。
遠からず近からず(?)なスワンプロックの面々やサザンロックなどの関連商品もあります。意外な広がりを見つけられるかも?
注目のアーティストは、シム・レッドモンド・バンド、ロータス、ソウライヴ、オールマンブラザーズバンド、ベイカーブラザーズバンド、ヌマトリオ、グレイトフルデッド、ケラーウィリアムス、モー、マイ・モーニング・ジャケット、ギャラクティック、ロバート・ランドルフ、フィッシュ、メデスキマーティン&ウッド、デレクトラックスバンド、デュアンオールマン、レタス、ワイドスプレッドパニック、ALO、テデスキ・トラックス・バンド、など是非ともライブが見てみたいアーティストが目白押しです!フジロックなんかで見たいですね。