フュージョンとは「融合」の意味がなすとおり、一般にはジャズを中心に他ジャンルとのクロスオーバーした音楽を言います。
1960年代の後半頃から、それまでのジャズに飽き足らなくなったマイルスデイヴィスが、ファンクなど他のジャンルの要素を取り入れることを思いつき、エレクトリックマイルス期が始まります。
その頃マイルスのバンドにいたチックコリアやビリーコブハム、トニーウィリアムス、ウェインショーター、ジョーザビヌル、ジョンマクラフリンらが70年代のフュージョン/クロスオーヴァーの発展に大きな貢献を果たしました。
彼らが率いたり派生して出来たりした、リターントゥフォーエヴァー、ウェザーリポート、マハヴィシュヌオーケーストラ、ライフタイム、ヘッドハンターズ、スタッフなどのグループは今尚多くのリスナーに愛されリスペクトされているグループです。
彼らの安定した演奏力で繰り広げられる安心して聴ける面と、超絶技巧のぶつかり合いによる適度な緊張感と予測がつかない展開や、豊富なアイデアは聴き手もミュージシャンも大いに刺激されました。
また、ジャズとブラックミュージックの融合だけではなく、ボサノヴァやクラシック音楽、ロックとの融合、ソウル/R&Bのミュージシャンからジャズプレイヤーへのアプローチなどもあり、次々と新しいスタイルが生まれ、ロック界にも影響を拡げていきます。
さらに70年代中頃になると、オシャレで寛ぎながら聴けるメロウでソウルフルなスムースジャズが生まれるなど、より親しみやすく気軽に聴けるアーティストも増えていきました。
RECOMMENDED ARTISTS&BANDS
K2レコードではそういったフュージョン、クロスオーヴァー、スムースジャズなどのコンテンポラリージャズ作品を数多く取り扱っております。
注目アーティストとしては、パットメセニー、アールクルー、ロイ・ハーグローヴ、アビシャイコーエン、ラリー・カールトン、ヴィクター・ウッテン、ジャコパストリアス、トム・スコット、ラリーコリエル、ホルヘダルト&スーパーフレンズ、ジョントロペイ、リチャード・ボナ、ジェフローバー、チャックローブ、マッコイ・タイナー、デヴィッドTウォーカー、エルヴィン・ジョーンズ、クリスチャン・マクブライド、ボブ・ジェームス、ジンチ(ヴィニーカリウタ)、オマー・ハキム、ランディブレッカー、マイケルブレッカー、ビル・フリゼール、カリズマ、ロニージョーダン、ジョシュア・レッドマン、マーク・ターナー、スコットヘンダーソン&トライバルテックなどです。
ぜひ彼らの作品に触れて、楽しんでください。きっとあなたの世界を拡げてくれることでしょう。