テクノはフランキーナックルズが打ち出したアンダーグラウンド色を強くしたディスコミュージック的なシカゴハウスがおそらく起源となります。
80年代に入るとシーケンサーやアナログシンセサイザーがお手頃になり、予算の限られたミュージシャンたちも音楽制作がしやすくなり、シカゴハウスに影響を受けたアシッドテクノやデトロイトテクノの誕生へとつながっていきます。
アシッドテクノはローランドのTB-303というシンセベースの出す、ウニウニとかブニョブニョなどとよく形容される独特の音色が生み出すドラッギーで猥雑な雰囲気のアシッドハウスが派生したものです。
これも英国をはじめとする欧州に受けて、後のR&Sやライジングハイ、ワープなどのレーベルにも繋がっていきます。
デトロイトテクノはホアンアトキンス、ケヴィンサンダーソン、デリックメイが打ち出したシーンで、ホアンアトキンスが自分たちがしている音楽について聞かれたときに「テクノ」と答えたのがテクノがテクノたる由縁とされています。
ミニマルテクノは電子音楽や実験音楽4つ打ちまたは反復ビートに最小限のフレーズやビートを載せた、「緩やかに変化しながらも反復ビートに脳みそがどっぷり嵌ってドラッギー」な、聴き方によっては中毒度の高いテクノです。
この反復ビートは70年代のクラウトロック、80年代のインダストリアルミュージックでも多用されていたので、欧州にはその素地があったという事でしょうか。クラフトワーク等の影響も計り知れません。
またドイツのベーシックチャンネルが打ち出したダブテクノも重要です。無機質で冷徹で漆黒の低音が効いたサウンドは、ミニマルテクノよりさらにドラッギー。目を閉じれば宇宙か深海の底を漂ってるかのようです。
RECOMMENDED ARTISTS&BANDS
K2レコードではそういったミニマルテクノ、ダブテクノ、アシッドテクノなどのCDを数多く取り扱っております。
注目のテクノアーティストは、DJコーツェ、LFO、アトムTM、アンダーグラウンドレジスタンス、オービタル、オービタル、カールハイド(アンダーワールド)、セオパリッシュ、ギャラクシー2ギャラクシー、ロバートフッド、ホアンアトキンス、ロスヘルマノス、ケルシュ、スクエアプッシャー、ケミカルブラザーズ、ワンオートリックスポイントネヴァー、デヴィッドリンチ、プラスティックマン(リッチーホウティン)、マグダ、オーブ、マルセルデットマン、トーマスシューマッハ、ミニローグ、モードセレクター、フランチェスコトリスターノ、エイフェックスツイン、アンダーワールド等!