元祖三大ギタリスト・ジミーペイジ


Jimmy Page

レッドツェッペリン  彼らはハードロックなのかそれともファンクなのか・・・ そこの線引きはともかくこのバンドには超人しかないのは確かでしょう。 このバンドの技術力はどんな演奏パートの人間でも憧れてしまうと思います。 ジミー・ペイジ、ロバート・プラント、ジョン・ポール・ジョーンズ、ジョン・ボーナムと楽器隊だけでなくボーカリストとしての技術力どれを取っても最高峰のメンバーで構成されています。 特徴はキレのいいギターリフを作り上げるジミー、アレンジ面だけでなくベースの技術力も高いポール、ツェッペリンの特徴とも言える高音域で高い歌唱力を持つロバート、彼にしか出せない卓越したグルーヴ感にパワフルさも兼ねそろえたボンゾともうハードロックの域を超えたバンドなのです。ドラムをやっていた事のある私はやはりボンゾのドラムには憧れてしまいました。  ツェッペリンの音楽性というものは非常に独特でハードロックという枠付けだけでは中々説明が出来ない楽曲などが存在しています。ファンク、サイケデリック、民族音楽など幅広い音楽性を取り入れた上で彼らの音楽は作られ、毎回のアルバムでファンを楽しませてくれます。何よりただファンクなどを演奏するのではなく「レッド・ツェッペリン流」というアレンジをしてしまうのが素晴らしいし、それが彼らをここまで大きな存在にしたのだと思います。名曲「天国への階段」ではクラシック界の人間からお墨付きも貰ったほど。今でもロックだけでなくヒップホップの世界からも彼らを評価する声は多いとういう話です。  個人的に彼らのバンドとしての幕引きもまたカッコいいと思ってしまいます。ドラムのボンゾが亡くなった際に他のドラマーを入れる事も考えたがやはり彼のドラミングには誰も敵わないという事での解散でとてもスッキリした答えであるなと思いました。やはり、ドラムが変わるとバンドの色が大きく変わってしまい悪くなるという事もしばしばあり、最近ではアヴェンジド・セブンフォールドのドラマーが亡くなり他のドラマーが入りましたが聴いていて物足りなさなどを感じてしまい結果的にそれがバンドとして魅力が落ちたという感覚になってしまいます。ツェッペリンの新しいアルバムはもう聴けないけども彼らが残した功績はとてもとても大きい物です。  レッド・ツェッペリン『コーダ(最終楽章)2015 リマスターデラックス』  1985年に発表した作品のデジタルリマスターです。しかし、ただのリマスターではなくGt.ジミー・ペイジによる最新リマスタリング・シリーズです。以前からジミー・ペイジ本人による過去作のリマスターがリリースされてきましたが今回はそれの最終章みたいです。クリアになったサウンドがより周りの音を聴きやすくなった為、臨場感溢れる感じになっています。リマスターデラックス版はとても豪華な仕上がりになっています。ディスク1では『コーダ』のリマスタリング内容となっており、1曲目「ウィア・ゴナ・グルーヴ」から始まります。Dr.ジョン・ボーナムの何ともファンキーでグルーヴィーなドラムサウンドが繊細に表現されています。ボンゾの細かいスティックさばきが全体的に聴きやすくなっています。7曲目「モントルーのボンゾ」ではボンゾとパーカッションによるセッションが行われているのですが、80年代テクノの感じがするパーカッションにボンゾの自由なリズムが合わさってリズム楽器の面白さと奥床さというのを堪能することができます。何よりディスク2からが豪華なのです。別ミックスと未発表音源で構成されています。個人的にはディスク2に収録されている「モントルーのボンゾ」の方が迫力があってより一層ボンゾらしいドラムが表現できている作品になっていると思います。ディスク3ではボンベイオーケストラによる「フォー・ハンズ」、「フレンズ」などが収録されていて新鮮で面白いツェッペリンを体験することができるでしょう。全体的に感じたのは偉大なドラマー、ジョン・ボーナムへのリスペクトと愛でした。それをメンバーであるジミー・ペイジが表現するというのがとても感動的です。  レッド・ツェッペリン『プレゼンス』  開口一番「アキレス最後の戦い」というメンバー全員が圧迫してくる様な曲でこのアルバムは幕を開けます。何とも切迫した空気感を感じるこのアルバムで特にその空気を感じる曲だと思います。 というのも裏話をするとだいぶスケジュールに悩まされて作ったアルバムで、ジミー・ペイジも相当苦労したそうな。予定を伸ばす事も出来たけど間延びするのが嫌で集中力を極限まで高めた上で挑んだこのアルバムはセールスこそイマイチだったものの聴く人を満足させる出来栄えとなっています。その他の曲は全体的にヘヴィなサウンドのファンクという感じでベースのグルーヴ感、ドラムの切れ味鋭いファンクドラム、それに重なるようにキレのいいギターが入ったりで体が自然と乗ってしまうような楽曲が多いです。しかし、最後の「一人でお茶を」では疲れ果てたメンバーを表現しているようなスローバラード。ソファーでぐったりとして何もしたくないよと言ってる様な雰囲気が出ています。ジミー・ペイジの焦りと不安と執念のような物を感じるアルバムとなっています。  レッド・ツェッペリン 『レッド・ツェッペリン IV』  ツェッペリンのアルバムの中でも最も売れたアルバムです。私自身もツェッペリンはこのアルバムから入りました。ハードなロックとアコースティックで構成されたロックの二つに分けられて構成されたアルバムです。その二分化はとてもハッキリとしています。開始2曲はハードな路線で1曲目の「ブラック・ドッグ」ではボーカルとバンドの掛け合いがあったり、2曲目の「ロックン・ロール」ではその名の通りストレートなロックンロールなナンバーとなっています。そして、3曲目と4曲目ではアコースティックな部分が見えてくるのですが4曲目の「天国への階段」はもう名曲中の名曲ですね。アコースティックとハードロックの融合で1曲の中に3部も構成があり後半になるにつれ激しさを増して来ます。ここでもジョン・ボーナムのテクニックは最高に冴えていて、コンビネーションをここまで入れてくるかと当時真似しようとしてました。ボンゾ好きとしては是非6曲目の「フォー・スティックス」も聴いて欲しいところ。民族音楽的で変拍子を使ったギターリフに対し激しいドラムが合わさって来ますが叩く際にドラムスティックを4本持って叩いたということで、その発想が独特なサウンドを作り出しました。アルバム全体的で好きな曲が多く、これで初めてツェッペリンに入った私でも満足できたので是非お初の方はこのアルバムを聴いてみてはいかがでしょうか。

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