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曲が短くてもプログレなのです。スポックスビアード「デイ・フォー・ナイト 」

安定の超絶技巧とキャッチーさで人気のアメリカのプログレバンドの「デイ・フォー・ナイト 」です。

長尺の曲が少な目なので物足りないというプログレファンの方もいらっしゃいますが、ちょっとかじってみたいという方や産業ロックファンの方々にはイチオシの作品です。

シンフォニックでフォーキーなプログレ:チェレステ「同」

イタリア産なのですが、全くもってアクが無いというかクサクサが皆無でむしろ美しいシンフォニックフォーキーサウンド。

76年にこのセルフタイトル作だけ残して消え去った幻のグループです。

たまにちょっと何か試してみたかったのかなあと思わせるエフェクト的なサウンドもありますが、フルートやメロトロンによるファンタジックなほわほわした音世界が中心なので結構和めます!

このユニット名は喧嘩防止ですか?ブラッフォードレヴィンアッパーエクストリミティーズ

キングクリムゾンでお馴染みのビルブラッフォードとトニーレヴィンがリズム隊を務める最強ユニットのライヴ作品「ブルーナイツ」です。

どういう経緯なのかよく知らないのですが、音色も容姿も美しいクリスボッティが参加しているのにビックリです!

ほんとにライヴ?!と思ってしまう超絶技巧によるスリリングなジャズロックは正に超人的です。

ギターの音色がすばらしいフィルマンザネラの「ダイヤモンドヘッド」

クワイエットサンの後、ロキシーミュージック在籍時に制作されたソロ1stアルバム「ダイアモンドヘッド」です。

なんかアメリカっぽいジャケットデザインでイメージ違うなあと何の期待も無く聴いてものすごい衝撃を受けた一枚です。

品があり、哀愁が全篇に漂っていて、それでいて何故かとても幸せな気分にしてくれる不思議なギターの音色がたまりません。ゲスト陣も超豪華な要注目作品です。

どんどんスケールが大きくなるミューズの音

ブリットポップブームも終わりきった頃に現れた3ピースバンドのなつかしのデビュー作!
当時はこんなにビッグなバンドになるとは全く想像していませんでした。

スウェードやレディオヘッドっぽいなあと結構お気に入りでしたが、改めて聴くとスケール感とかダイナミックさがデビュー作とは思えないクオリティ。

ヘッドライナー向きの音してますね。

ポストロック、マスロックの向こう側へとんでいきそうなチョン

インストポストロック、マスロック以降を感じさせるインストプログレッシヴ3ピースが2017年の朝霧ジャムにやってきます!

テクニカルで予測不可能な展開という決まり文句に加えて、彼らの素敵なところはクリーンなギタートーン!ロバートグラスパーやフライングロータス周辺がお好きな方にもお試しいただきたいバンドです!

涙腺を刺激するマリリオンの世界

80年代のネオプログレッシヴシーンを支え、以降も独自の世界観を大切にしたコンセプト的作品を発表し続けているUKのバンドです。
時にポンプ(豪華な)ロックと言われたりもしていました。

日本人好みのエモーショナルさは、コンセプトや歌詞の意味を知らなくても、おいおい泣けるドラマティックな内容です。

「夢も希望も無いわ~」と落ち込みそうになった時に聴いてみたら気分転換になるかもしれません。。。

ホルガーシューカイを聴きながら「トリップ」するんです

夏休みに海外へ行かれる方も多いと思いますが、日本に戻ってからその国のカタログミュージックを聴いたら「何か違う」ってなったことはありませんか?

ムスリム圏の国に行かれた方は収録曲の「ペルシアンラヴ」を聴けばその謎が一気に解けます。
街の喧騒やどこからか聞こえてくるコーランの割れた音、熱気や匂いまでよみがえってきそうな現地感についつい胸が熱くなります。

勿論他の曲もボーっとしながら聴けるけだるい不思議サウンドでいっぱいです!

アランパーソンズの「静寂と私」を聴きながら横になりたい

壮大で美しく映像的なサウンドとボーカルでロックファンはもちろん、プログレファンからも熱い支持を得ているスタジオエンジニア/ミュージシャンらによるグループの6作目です。

この中の「静寂と私」は100人近いオーケストラを迎えての超大作で、ドラマティックな展開と様々な音のレイヤーに包まっている気分で聴くととても落ち着きます。

インテリ臭漂う不思議な空間を舞台にした超スペクタクルSF絵巻のような音世界、居心地の良い場所でリラックスして聴いてみて下さい!

80年代後半にこの質感はたまらないオールアバウトイブ

ゴシックでミステリアスな印象を放ちながらも徹底的にポップなメロディと、ジュリアンヌ嬢の憂い漂うキュートボイスがピッタリでポップスファンは勿論、ニューウェーブからプログレファンまで幅広く支持されている英国のバンドのデビューアルバムです。

人気の秘密はジュリアンヌ嬢の魅力は勿論ですが、ギターソロがガッツリったり、ヴァイオリンなどの生楽器もシンセも多様したりと伝統的な英国サウンドから当時の最先端まで、余すところなく吸収して解き放ったからだと思います。