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ベータバンド「ホットショッツ2」

実験的サウンドでマニアの人気を得ていたスコットランドのバンドの2ndアルバム「ホットショッツ2」です。

ベック以降のジャンルレスなDIYサウンドを聴かせる人たちが増えつつあった中で一番媚びてないという印象がありました。

とても美しい音のレイヤーに変な音を飛び込ませたり、ボーカルが表情無しという感じで、今聴いても変な感じがするんだろうなあ。

どんどんスケールが大きくなるミューズの音

ブリットポップブームも終わりきった頃に現れた3ピースバンドのなつかしのデビュー作!
当時はこんなにビッグなバンドになるとは全く想像していませんでした。

スウェードやレディオヘッドっぽいなあと結構お気に入りでしたが、改めて聴くとスケール感とかダイナミックさがデビュー作とは思えないクオリティ。

ヘッドライナー向きの音してますね。

“アメリカンインディーズ”テイストなUK脱力系のクリブス

90年代アメリカンインディーズの影響を受けたと思しき、カレッジ系のギターロック。

聴けば、元気が出そうなんですがすぐにおなかが減ってしまいそうな感じです。
学生時代に昼休みが大好きだった人にオススメしたいサウンド(??)

ただ、00年代のバンドらしく、単に先輩たちの真似をしましたでは終わらず、サウンドコラージュ的なアレンジや、隠し味風の重ね録りなど所々「!」となるのも面白いのです。

アメリカンルーツなウォーレンヘインズも良い

90年代のオールマンブラザーズを支え、カヴァメントミュールとしても活動する名スライドギタリスト。

ガヴァメントミュールでは安定したテクニックと豪快なボーカルの熱くて渋いブルースロック~サザンロックを聴かせてくれます。

哀愁たっぷりの男臭いロックファンなら雄たけびの合いの手を入れたくなる感じ。

このソロ作品ではカントリーやブルーグラス調で、バンドとは違うウォーレンヘインズを楽しんでいただけます。

カサビアンの1stはいろいろ衝撃的でした

顔も曲も濃い英国国民的バンド。
英国人らしく彼らは当然サッカー好き。

カサビアンと知らなくても彼らの「FIRE」を聴いたことのあるプレミアリーグファンの方もおられるはず。その曲は「ルナティックアサイラム」に収録。

どのアルバムもテンション上がる骨太ダンサブルロックアンセム入ってるのですが、この1stは80年代後半から90年代前半のヨーロッパシーンをうまく昇華した、最高傑作ではないかと個人的に思っています。