カテゴリー別アーカイブ: 女性ヴォーカル

二階堂和美「ニカセトラ」

二階堂和美

二階堂和美「ニカセトラ」

J-POPのカバー集ですが、アコースティックを基調に「あの声」でカバーしているとなると、やはり他のカバーアルバムとは違った個性で楽しませてくれるという予想を裏切らない1枚。

1年間の移ろいをテーマに選曲されていて、それぞれの季節に合った名曲たちがセレクトされています。
南野陽子の「はなしかけたかった」、松田聖子の「白いパラソル」、榊原郁恵の「 夏のお嬢さん」、プリンセスプリンセスの「世界でいちばん熱い夏」など。

アラフォー世代はそろそろ涙腺も緩んでいるでしょうから、懐かしさも手伝って涙とお酒が進む事でしょう・・・。
「思い出のアルバム」とか幼稚園で歌った記憶が甦りました。

エタジェイムス「アットラスト!」

Etta James At Last

エタジェイムス「アットラスト!」

ビヨンセが演じた映画「キャデラックレコード」のモデルとしても有名なエタジェイムズの名盤。

「My Dearest Darling」のコブシの聴いたシャウトはブルース、R&Bのシンガーの中でも屈指のシャウトで、多少割れ気味になるのですが、そういう細かいこだわりを超えた感動があります。

表題曲「At Last」の歌詞は比較的聴き取りやすい英語で歌われていますのでダイレクトにその感情が伝わってくるでしょう。
絶妙にアレンジされたストリングスも、切なさあふれる感情を表現するのに非常に効果的。

ソウルミュージックのまさに「ソウル」の部分を存分に味わえるこの1枚は疑似モノラルなどにして、出来ればスピーカーでちょっと音量を上げて、その「声」の素晴らしさを正面から受け止めたいですね。