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サルサ

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サルサはキューバやプエルトリコ発祥のラテンミュージックです。
一定のリズム(2-3、3-2)にピアノ、ベース、パーカッション、ホーンセクションが加わって重厚なアンサンブル、簡単に言えば賑やかな曲が構成されていきます。

ダンスミュージック(ペアダンス)としてのサルサはもちろんのこと、クラブミュージックへのサルサとして、ハウスなどと融合してニューヨークやサンフランシスコでは多くのクラブが存在しています。これは北米におけるラテン民族の移民が大きな影響を与えている事は言うまでもありません。
また、アメリカが60年代キューバとの国交を断った事も影響しています。その中で移民たちは独自のサウンドを作り出して行き、それが現代のニューヨークサルサと呼ばれるものの基礎となっていきました。

有名なのは「ファニア」レーベルです。チャーリーパルミエリ、エディパルミエリ、ファニアオールスターズ、ウイリーコロンなど挙げていけばきりがありませんが、それらミュージシャンの隆盛と共にアメリカだけでなく世界へと広がっていきます。特にファニアオールスターズはワールドツアーも行いました。

80年代になるとサルサを取り入れたロックやポップスが多く聴かれるようになり、90年代から21世紀に入り、どんどんクロスオーバー化は進んでいます。
ロックポップスはもとより、ハウス、ヒップホップなどと融合し「ラテンミュージック+α」として広義な解釈で、今でもニューヨークのクラブシーンを賑わせています。

ワールドミュージックとして70年代の音源に耳を傾けその「勢い」や「情熱」を感じるのもよいですし、現代のクロスオーバーしボーダレスになった○○的ラテン音楽として、そのエンターテイメントを感じるのもよいでしょう。

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ルーベン・ブラデス おすすめ

Siembra /ルーベン・ブラデス

ファニアレーベル最大のヒット作。いまだに中南米では売れ続けているという、まさに名盤中の名盤。サルサの誕生にまつわる、「ラティーノの誇り」が詰め込まれた1枚!

Willie Colonおすすめ サルサ

The Essential Willie Colon: A Man and His Music Willie Colón

NYサルサ界のクールな悪役といえば、彼をおいて他にありません。「ストリートな感覚」は彼からアメリカ社会に根付いていったと言っても過言ではない!?そんな彼の奇跡を年代順に追っていける便利なコンピ盤です。

Rhythm Machine/ Fania All-Stars

これぞサルサ!これぞファニアオールスターズ!と声を上げたくなるような、アツいラテンナンバーから、メロウなバラード調の曲まで。サルサ/ラテンの名盤と呼ばれるにはやはり訳がある!是非とも聴いてください!

アンフィニッシュド・マスターピース/エディ・パルミエリ

アガっていく感覚がなんともたまりません。パーカッシブに鍵盤をたたくように弾く彼の導火線に火がついたかのような演奏は、腰が動く、なんてどころではすみません。血が逆流してしまう!

El Gigante del Teclado/Charlie Palmieri

弟でもあるエディとの共演でも聴ける「あの」ファンキーなオルガンも存分に披露しています。「サルサ鍵盤の巨人」と呼ばれる彼ですが、時にその流れるようなピアノやハネるオルガンはサルサの本質をファンキーという立ち位置から、少なからず体現しているのかもしれません。

Rubén Blades y Son del Solar…Live!/Rubén Blades

89年という時代性もあってかエレキピアノやシンセサイザーなどの音色も聴かれます。ただ、それらが装飾ではなく、しっかりとしたアンサンブルを作り出しているのは、本来の彼らの演奏が重く、ブアツいからに他なりません。今の時代でも十分に通用する名ライブ盤です。

The Nuyorican Salsa Experience/Various Artists
キューバへのオマージュとしてそのマナーに沿ったサルサを展開するアーティスト、要素として取り入れニューヨリカンとしてのアイデンティティを発揮するアーティスト、そういうごった煮なニューヨークのラティーノのストリート感覚が伝わってくる好盤です。

Los Compadres/Johnny Pacheco & El Conde

60年代から活躍していた彼らが、一躍ニューヨークサルサシーンに名をはせるきっかけになった1枚。70年代のパチェーコに見られるトランペットによるソノーラとマタンセーラを下敷きにしたコーラスワークの始まりとでも言える胎動の1枚!

Salsa/Orchestra Harlow

彼の最高傑作との呼び声も高い1枚。キューバ音楽への歩み寄り、ではなく原点回帰的なアプローチがサルサミュージックの重みと美意識を感じずにはいられません。ニューヨークにおけるサルサミュージックの心意気が詰まっています。

No Hay Mejor/Tito Puente

サルサ界の<キング>ことティトプエンテの代表曲を集めた1枚です。ビッグバンドを通じてのサルサ、マンボの豪華な雰囲気にひたるには格好の1枚で、分厚いホーンの重厚さや切なさなどプエンテオーケストラはやはり素晴らしい!

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エディパルミエリはニューヨークサルサのリビングレジェンド

エディパルミエリの来日にあたって

エディパルミエリが7月に来日するということで、これはもう見ておくしかないなと。
80歳になられてもまだまだ現役の御大は精力的にライブを行っています。

前々回ぐらいの来日公演もブルーノートで見ましたが、すごい気迫でバンマス・オブ・バンマスという感じで終始圧倒されました。

最近といっても2年ぐらい前ですが、「DOIN' IT IN THE PARK」邦題:プレイグラウンドバスケットボールという映画でサントラを担当していましたが、ニューヨークのバスケ事情を描いた町の風景に、エディパルミエリのピアノやグルーヴは本当にマッチしていました。

(バスケ好きの方もこの映画は必見!)

ニューヨークのサルサシーンのリビングレジェンドで生き字引のような存在ですので、また圧倒されまくりながら楽しみたいと思っています。

画像の「ルクミ、マクンバ、ヴードゥー」はレアグルーヴの人たちには有名な(?)1枚で、ヴードゥーなんて題がついてるのですが、ちょっとそんな雰囲気もかもしつつ、どこかプログレっぽい時間の歪みも感じることの出来る名盤です。

エディパルミエリ 「リッスンヒア!」

eddie palmieri listen here

エディパルミエリ リッスンヒア!

ニューヨーク・ラテンジャズの大御所ピアニスト。

2005年の作品ですが衰えは全くありません。
1曲目から適度に利かせた(これ大事)ボトムの迫力に、美しくも弾けるピアノの音色。
目立ってないのに耳に入ってくるパーカッション。

このアルバムを聴くなら、音の粒がはっきり再生できるスピーカーやヘッドフォンをオススメします!