カテゴリー別アーカイブ: 良い音CDのススメ

キャロルキング「ミュージック」

CaroleKingmusic

Carole King Music

キャロルキング「ミュージック」

"つづれおり"が非常に有名なキャロルキングですが、この"ミュージック"もほっこりと、そしてじっくりと聴き込みたくなる名盤です。

「Growing Away From Me」のコーラスハーモニーの美しさ。そして、ピアノはもとより、管楽器のあたたかさも聴いていて幸福感が増してきます。

「Some Kind Of Wonderful」のギター、パーカッションなどのアコースティック楽器たちが織りなす優しさは特筆ものです。

一音一音しっかりと、でもあえて分離させすぎないようなセッティングで聴きたい1枚。

ビルウィザース「ジャストアズアイアム」

Bill Withers Just As I Am

ビルウィザース「ジャストアズアイアム」

アコースティックギターを片手に無骨なヴォーカルを聴かせてくれるビル。
ストリングス、オルガンとの相性も抜群です。

名曲「Ain't No Sunshine」はまさにビルの真骨頂。彼の決して綺麗ではないのですが、心にしみ入る声とアコースティックギターの響きがしんみりと、しかしながら、アツく心に響きます。

「Sweet Wanomi」淡々とした雰囲気もいいですね〜。

ヘッドフォンやイヤフォンで完全に世界に入り込みながら聴きたくなる1枚です。

アニタ・オディ「アニタ・シングス・ザ・モスト」

Anita O'day  Anita Sings the Most

アニタ・オディ 「アニタ・シングス・ザ・モスト」

オスカーピーターソンの小気味よいピアノをバックにハスキーで表現豊かに歌われるアニタオデイの人気盤です。

1曲目、「S Wonderful"/"They Can't Take that Away from Me」からその表現力に引き込まれてしまい、2曲目のTenderlyでうっとり・・・。
そのまま30分ちょっとの時間があっという間に過ぎてしまいます。

ジャズヴォーカルものの代表作ではありますが、ジャズというジャンルを超えたポピュラリティを持ち合わせていますので、女性ヴォーカルもののポップスなどが好きな方にもおすすめ。

少しヴォリュームを上げてオスカーのピアノのタッチを楽しみながら、アニタの声に包まれるように聴いて下さい!

オスカーピーターソン「オスカーピーターソンの世界」

oscar peterson waltzing is hip

オスカーピーターソン「オスカーピーターソンの世界」

録音が良いことでも知られるMPSレーベル。
このアルバムも特に良い鳴り方をすることで有名。スピーカーやイヤホンのサウンドテストに使う人もおられます。

ダイナミックでテクニカルなジャズピアノを堪能したければまずこのアルバムの①を聴いてください!
途中のドラムブレイクでのハイハットの鳴り方もゾクゾクします。

その後、ブレイクから立ち上がってくるピアノの押し寄せるような展開に鳥肌立ちまくってしまいます。

大きなスピーカーで鳴らしたいですね!

エディパルミエリ 「リッスンヒア!」

eddie palmieri listen here

エディパルミエリ リッスンヒア!

ニューヨーク・ラテンジャズの大御所ピアニスト。

2005年の作品ですが衰えは全くありません。
1曲目から適度に利かせた(これ大事)ボトムの迫力に、美しくも弾けるピアノの音色。
目立ってないのに耳に入ってくるパーカッション。

このアルバムを聴くなら、音の粒がはっきり再生できるスピーカーやヘッドフォンをオススメします!

オールマンブラザーズバンド「ブラザーズアンドシスターズ」

allman brothers band brothers and sisters

オールマンブラザーズバンド「ブラザーズアンドシスターズ」

ディッキーベッツが主導権を握ったためかカントリー色が強くなっています。

インスト「ジェシカ」が印象的なフレーズのギターが何故か病みつきになってしまう名曲。

イントロのアコースティックギターはレスデューデックらしいのですが、乾いたいい音が鳴っています。
クライマックスで盛り上げるツインリードのギターソロも、ちょっと大きい音で聴いていると体の下のほうから脳天にかけて「ぎゅいーーん」と何かが突き抜けるような気持ちよさ。

開放的なシチュエーションで聴きたいですね。

ハンクモブレー 「ロールコール」

hank mobley rallcall

ハンクモブレー「ロールコール」

ハンクモブレーの代表作。
客演のフレディ・ハバードの艶っぽいトランペットとハンクモブレーの暖かいテナー。

①ではアートブレイキーの「始まるで!」と言わんばかりのソロから始まるハードバップバトルとでも言いたくなるような迫力ある楽曲に、二人のラッパが絡んで行きます。

それぞれのスピーカーから交互に切り替わって聴こえる瞬間などはなかなかの鳥肌。
有名かつ定番だからこそ改めてじっくり聴きたいアルバムです。

パールジャム「VS」

パールジャム VS

パールジャム「Vs」

1stアルバムが売れに売れまくっている1992年に、たたみ掛けるように発売された2ndアルバムは、いわゆる「90年代のロック」な音がびっちり詰まっています。

①や②で聴けるようなラウドでソリッドなギター、ライブ感あふれるリズム隊などプロデューサーのブレンダンオブライエンとバンドが作り上げた最高傑作のひとつです。

③のアコースティックギターとオーソドックスに歌い上げるヴォーカルの絡み方も捨てがたく、アコギの響きがググっと曲に引き込まれる要因にもなっています。

個人的にはスネアドラムの響きが最高です!