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ギターの音色がすばらしいフィルマンザネラの「ダイヤモンドヘッド」

クワイエットサンの後、ロキシーミュージック在籍時に制作されたソロ1stアルバム「ダイアモンドヘッド」です。

なんかアメリカっぽいジャケットデザインでイメージ違うなあと何の期待も無く聴いてものすごい衝撃を受けた一枚です。

品があり、哀愁が全篇に漂っていて、それでいて何故かとても幸せな気分にしてくれる不思議なギターの音色がたまりません。ゲスト陣も超豪華な要注目作品です。

デヴィッドボウイも参加している、エイドリアンブリューの「ヤングライオンズ」

フランクザッパを師に持ち、デヴィッドボウイのバックバンドやトーキングヘッズ、トムトムクラブ、再結成キングクリムゾン、ナインインチネイルズなどでも活躍していた、面白ギタリストさんの「ヤングライオンズ」。

ギターで動物の声を真似したりする有り得ないギターテク、ユーモラスなポップセンスにどの作品も驚かされますが、デヴィッドボウイが参加しているという点でもこの5thがエイドリアン入門にオススメの一枚です。

コルピクラーニの世界は日本で言うと「古事記」や「日本書紀」?

フィンランドの神話を下敷きにした歌詞と、人類共通の哀愁と底抜けに陽気な雰囲気が同居する民族音楽調メロディ。

男臭いボーカル/コーラスで世界中のメタルフェスを沸かせる森の妖精集団の8thアルバム「コルピと黄泉の世界」。

日本なら「古事記」や「日本書紀」とかにたまにある「で、結局何の話なん?」みたいなストーリーを熱く壮大なフォークメタルでノリよく聴かせてくれるのです!

彼らの場合どのアルバムから聴いてみても楽しめると思います。

どんどんスケールが大きくなるミューズの音

ブリットポップブームも終わりきった頃に現れた3ピースバンドのなつかしのデビュー作!
当時はこんなにビッグなバンドになるとは全く想像していませんでした。

スウェードやレディオヘッドっぽいなあと結構お気に入りでしたが、改めて聴くとスケール感とかダイナミックさがデビュー作とは思えないクオリティ。

ヘッドライナー向きの音してますね。

ゲイリーニューマンがその後のシーンに与えた影響は数知れず

第一印象は無表情。

むしろ笑顔とか見たくないと思わせる雰囲気すら漂う無機質な音世界。
ミニマルなリズムと冷たいシンセサウンドにアンドロイドな歌声は妙にクセになります。

90年代以降のあらゆる音楽シーンに実は多大な影響を与えている彼の原点とも言えるこの作品。
浮き沈み激しい方ですが、今なお現役で活躍中!ぜひ毒されてみてください!

サマソニでフーファイターズと共演までしてしまったリックアストリー

ぱっと見普通の青年なのに、ゴージャスでソウルフルな歌声でビックリ!
また今年のサマソニに出演というのにもビックリの英国のシンガーさん。

80年代から90年代前半のバブリーな時代を彩った声が今また話題なのも、バブルファッションのリバイバルと共に納得。

にしても顔と声がほんとに違和感ありすぎ。

リックルービンプロデュースの無国籍パンク、ゴーゴルボルデーロウ「Trans-Continental Hustle」

思わず体が跳ねてしまうアイリッシュパンクやジプシースウィングを下敷きに、世界中の音楽をごった煮にした無国籍パンク!

フィドルやアコーディオンの音色、一緒に雄たけびを上げたくなる変な掛け声、人類共通のエモーショナルさについつい熱くなってしまいますよ!

ギター主義確立!?なジャンゴラインハルトの「ジャンゴロジー」

1949年にヴァイオリニストのステファングラッペリと録音した歴史的名盤です!

今でこそギターは花形楽器ですが、当時はギターがメインというのが珍しかったそうです。

哀愁を漂わせながらも軽快スウィンギーで洗練されたオリジナル曲やカヴァー作品は多くの人々を魅了してきました。

彼がいなかったら現代のギターヒーローたちは存在していなかったかも…!

不穏すぎる「ゴーンガール」のサントラ

緊張感と開放感が同居するマウントキンビー

ポストダブステップシーンの代表格として知られるロンドンのデュオが2017年の朝霧jamにやってきます!

ムーディーでメランコリックなのですが悪夢的で不穏なものも隠し持っていて、彼らの音の世界にどっぷりと浸って安堵したいのに、そうさせてくれないアンバランスさが妙な緊張感と開放感を与えてくれます。