都会の真ん中で聴いていても一気にヒッピー文化に誘われてしまうような声とサウンドが魅力(?)のフリーフォーク(もう言わなくなりましたね)の貴公子の「ホワット・ウィル・ウィー・ビー 」です。
これでもかなり下界に降りて来た方。
もっとクセのある浮世離れしたのが聴きたい方は手書きジャケシリーズに手を出してみてください!
都会の真ん中で聴いていても一気にヒッピー文化に誘われてしまうような声とサウンドが魅力(?)のフリーフォーク(もう言わなくなりましたね)の貴公子の「ホワット・ウィル・ウィー・ビー 」です。
これでもかなり下界に降りて来た方。
もっとクセのある浮世離れしたのが聴きたい方は手書きジャケシリーズに手を出してみてください!
71年のセルフタイトルアルバム。
軽やかに流れていくフォークサウンドに時折崇高な瞬間がどの曲にも存在します。
それは彼女の美しい声だったり、クラシック音楽や宗教音楽にも通じる絶妙なフレージングや音の流れだったりで、聴く度に優しい気持ちに触れたような気分にさせられます。
超テクニカルでキレがあるのにものすごく温かい音色にほっこりさせられるオーストラリアのギタリストさんです。
めちゃくちゃ速弾きなのに音の響きが柔らかいのでテクニックをひけらかす感じが全く無く心地よく聴けます。
クリスマスアルバムもあるのですが、ホームクリスマスにぴったりです!
アート集団「FOOL」による目の覚めるハデハデケバケバな極彩色ジャケットで度肝を抜く名盤2ndアルバムです。
英国トラディショナルも米国ルーツもワールドミュージックも呑み込んだ、プログレッシブ~サイケデリックフォークそして70年代のアシッドフォークの先駆的作品という意味でも重要作。
と堅苦しいことは置いといて、なんともテクニカルなのに自由奔放な雰囲気でどこかスピリチュアルな空気も漂う不思議な聴き心地の一枚なのです。
のどかなアメリカンルーツミュージックにゆるーいヒップホップグルーヴを合わせて、風通しの良さと心地良いテンポでリラックスさせてくれるGラヴ。
めちゃくちゃ男前なのに脱力オトボケ気味な彼自身の雰囲気が音楽にも凄く現れている感じがします。一緒に鼻歌ハミングしながらのんびり聴いてみて下さい。
ガイコツジャケなのでハードロックかメタルのCDに見えてしまいますが、ネオサーフ×レゲエミクスチャーなアコースティックサウンドがメインで、たまにパンキッシュなところも見せつつゆるーい感じで聴かせてくれます。
海に行った帰りの車とかで聴くといい感じかもしれません。
J-POPのカバー集ですが、アコースティックを基調に「あの声」でカバーしているとなると、やはり他のカバーアルバムとは違った個性で楽しませてくれるという予想を裏切らない1枚。
1年間の移ろいをテーマに選曲されていて、それぞれの季節に合った名曲たちがセレクトされています。
南野陽子の「はなしかけたかった」、松田聖子の「白いパラソル」、榊原郁恵の「 夏のお嬢さん」、プリンセスプリンセスの「世界でいちばん熱い夏」など。
アラフォー世代はそろそろ涙腺も緩んでいるでしょうから、懐かしさも手伝って涙とお酒が進む事でしょう・・・。
「思い出のアルバム」とか幼稚園で歌った記憶が甦りました。
個性的な歌声をハイハット入りのシンプルな弾き語りスタイルで披露した73年作品です。生々しく緊張感もあるのに何処か気怠い雰囲気はボサノヴァファンだけでなく、70年代フォークファンにも聴いて頂きたい逸品です。
ボサノヴァの代名詞ともいえる彼の67年の異色作です。クラウスオガーマンによるストリングスアレンジを施した、ほぼインストでイージーリスニング的な作風に賛否両論ありますが、いい雰囲気でリラックスできるのでオススメです。
MPBと呼ばれるブラジルポピュラー音楽の代表格の人気の高い75年作品です。何と言っても底抜けに明るい能天気さを感じさせながらも憂いも漂う抜けの良い歌声が印象的で、ずっと聴いていたい声の持ち主の一人です。
サンバやブラジル音楽を多数提供してきた音楽職人が66歳にして自ら歌ったデビューアルバムです。古き良き香りと異国の雰囲気がたっぷり漂う曲たちはやたらとノスタルジックで愛着が湧いてしまいます。
ブラジル音楽界きっての美声の持ち主による89年作品です。ハービーハンコックと今年亡くなったナナ・ヴァスコンセロスとのそれぞれのデュオ作品が収録されています。まるでアシッドフォークのような「ラ・バンバ」にうっとりさせられます。
オルガンサンバ/インストボサの名盤66年作品です。一度は耳にしたことのあるタイトル曲をはじめ、軽妙で明るいオルガンに心が華やぐ一枚です!
パットメセニーの参加でも話題を呼んだ80年作品です。作りこまれているのに風通し良く透明感あふれる瑞々しいサウンド、エモーショナルなメロディと白昼夢的な歌声に蕩けます!
サンフォーナ(アコーディオン)を使用したブラジル北東部で盛んなフォホーと呼ばれるダンスミュージックを中心に、ブラジルの音楽などを自由に取り入れた哀愁と温かみのある76年の作品です。
63年作品です。複雑なリズムもお手の物なリズム隊(ミルトンバナナやアマウリィ・ロドリゲスら)も聴き所、軽快なピアノに心躍る陽気なジャズボッサを聴かせてくれます!
ブルックリンのインディフォークバンドの2ndアルバムです。
今ではすっかりゴージャスさすら感じさせる見事なアグレッシヴバンドサウンドを鳴らす彼らですが、この作品ではまだDIY精神を感じさせるサウンドとそれを補うかのような巧みなコーラスワーク、どこか内省的な雰囲気が漂っています。
彼らの持ち味のボトムの効いたヘヴィサウンドと残響音とコーラスワークによる浮遊感は、スピーカーで大音量で聴くも良し、内省的な雰囲気をヘッドホンで楽しんでも良さそうです。
"つづれおり"が非常に有名なキャロルキングですが、この"ミュージック"もほっこりと、そしてじっくりと聴き込みたくなる名盤です。
「Growing Away From Me」のコーラスハーモニーの美しさ。そして、ピアノはもとより、管楽器のあたたかさも聴いていて幸福感が増してきます。
「Some Kind Of Wonderful」のギター、パーカッションなどのアコースティック楽器たちが織りなす優しさは特筆ものです。
一音一音しっかりと、でもあえて分離させすぎないようなセッティングで聴きたい1枚。