カテゴリー別アーカイブ: ヒップホップ

This is classic なM.O.P「ファイアイングスカッド」

怒鳴りあうような乱暴ハイテンションラップで圧倒しまくりのNYCのラップデュオの2ndアルバム「ファイアイングスカッド」です。

ラッパー中のラッパー:クールGラップが主役を食うような見事なラップを披露しているのも必聴!

DJプレミアによるトラックというのも贅沢だし、まさにクラシックな一枚です!

ジャズネタ多用のブラックシープ「アウルフインシープスクロウジング」

ウータンクラン「燃えよウータン」

奇才異才集団ウータンクランの記念すべきデビューアルバム「エンターザウータン(燃えよウータン)」です!

カンフー映画から引用されるSEやトラックメイカー的な初期衝動と天然さを感じさせるRZAの粗くてざらついたトラック、思わず首を振ってしまうビートとノリの良いラップが気持ち良い名盤です!

Gラヴを聴きながら幸せ体験

のどかなアメリカンルーツミュージックにゆるーいヒップホップグルーヴを合わせて、風通しの良さと心地良いテンポでリラックスさせてくれるGラヴ。

めちゃくちゃ男前なのに脱力オトボケ気味な彼自身の雰囲気が音楽にも凄く現れている感じがします。一緒に鼻歌ハミングしながらのんびり聴いてみて下さい。

ロイハーグローブは言わば大人気宴会部長

ジャズトランペッターとして様々なジャズジャイアンツが共演を望み、現存する「レジェンドたち」とはほぼ共演済という「新たなレジェンド枠」確定の人なんですね。

RHグローブファクターでそれまでのいなたい感じのR&Bとジャズの融合とは違う洗練された音楽センスを披露し、もはやジャズという枠だけでは語りきれなくなっています。

ディアンジェロやエリカバドゥ作品に関わったりしてジャズ界に新たなファン層を取り込んでいることなど、音のニュアンスは違いますが、現在活躍するカマシワシントンのような存在が近いところなのかもしれません。

サンダーキャット drunk

サンダーキャットの「drunk」で宇宙旅行

サンダーキャット、ついこないだ来日しフジロックにも来るということで絶対見なければいけないアーティストの筆頭なのですが、都合により見れそうにありません。

P-FUNKの遺伝子を引き継いだかのようなステージ衣装でジャコパスのようにブリブリベースを弾いて、カーティスメイフィールドのように歌い、ドラゴンボールが大好きで、実はスイサイダルテンデンシーズの血も混じっているんですよ、となれば現音楽シーンで最も重要な人になるのはここで言うまでもないことなのです。

で、彼のサウンドはホント「宇宙」です。

スペーシーな煙たいファンク。

という言葉だけで言い表すことは出来ないのですが、まあ、こういう表現で「!」と来る人は60~70年代の音楽が好きな人に多いと思いますが、実際日本では「オジサンたちから若者」という経路でサンダーキャットが紹介されているという話も聞かなくはないので、やはりそういうところに通じるものがあるのでしょう。

ソロ名義になって6年ほど、ついに大ブレイクしてしまうときが来たかもしれないですね。

ボビハンフリー「ブラックスアンドブルース」

Bobbi Humphrey Blacks And Blues

ボビハンフリー「ブラックスアンドブルース」

ヒップホップのサンプリングネタでも有名な、レアグルーヴの名盤。

ハービーメイスンのカタくて小気味よいドラムにチャックレイニー、ロンブラウンのベースが織りなすグルーヴに乗っかる奔放な、かつメロウなフルート。
たまに主張してくるエレピなんかもたまりません。

個人的にはドラムのハイハットワークとうねうねしてるベースラインを辿ってるだけで、ニヤニヤが止まらなくなるようなアルバムです。

あまり強くしすぎない低音と、尖りすぎない高音が鳴ってくれるスピーカーなら1日中聴いてられそうです。