ソウルの女王ならとっくの昔にありそうですが、まるまる一枚クリスマスソングというのは60代半ばにして初めてだそう。
オペラ好きの彼女の歌うアベマリアは感動ものです!
温かい歌声で寒さも和らぐかもしれませんよ。
ソウルの女王ならとっくの昔にありそうですが、まるまる一枚クリスマスソングというのは60代半ばにして初めてだそう。
オペラ好きの彼女の歌うアベマリアは感動ものです!
温かい歌声で寒さも和らぐかもしれませんよ。
ナイジェリア出身のテクニカルギタリストさん。
この作品はちょっと丸くなってる印象もありますが、過去の作品が尖り過ぎてたのかもしれません。
よくギターが壊れないなあ、と思わせるぐらい迫力の有る弾けるギターサウンドはかなりインパクトが有りました。
ジャズトランペッターとして様々なジャズジャイアンツが共演を望み、現存する「レジェンドたち」とはほぼ共演済という「新たなレジェンド枠」確定の人なんですね。
RHグローブファクターでそれまでのいなたい感じのR&Bとジャズの融合とは違う洗練された音楽センスを披露し、もはやジャズという枠だけでは語りきれなくなっています。
ディアンジェロやエリカバドゥ作品に関わったりしてジャズ界に新たなファン層を取り込んでいることなど、音のニュアンスは違いますが、現在活躍するカマシワシントンのような存在が近いところなのかもしれません。
サンダーキャット、ついこないだ来日しフジロックにも来るということで絶対見なければいけないアーティストの筆頭なのですが、都合により見れそうにありません。
P-FUNKの遺伝子を引き継いだかのようなステージ衣装でジャコパスのようにブリブリベースを弾いて、カーティスメイフィールドのように歌い、ドラゴンボールが大好きで、実はスイサイダルテンデンシーズの血も混じっているんですよ、となれば現音楽シーンで最も重要な人になるのはここで言うまでもないことなのです。
で、彼のサウンドはホント「宇宙」です。
スペーシーな煙たいファンク。
という言葉だけで言い表すことは出来ないのですが、まあ、こういう表現で「!」と来る人は60~70年代の音楽が好きな人に多いと思いますが、実際日本では「オジサンたちから若者」という経路でサンダーキャットが紹介されているという話も聞かなくはないので、やはりそういうところに通じるものがあるのでしょう。
ソロ名義になって6年ほど、ついに大ブレイクしてしまうときが来たかもしれないですね。
「リヴィング・レジェンド」と題されたアルバム。カーティスメイフィールドのプロデュースでカーティスがセルフカバー、そしてジョンレジェンドもルーツと製作したアルバムでカバーしたソウル史上屈指の名曲、「ハードタイムズ」も収録されています。
巨漢から搾り出されるファルセット、エレピのアレンジなどメロウな部分も内包したファンキーな1枚。
近年レアグルーヴの枠を飛び越えて、ようやくソウルの名盤・定番として認識されてきました。
本人はアルバム発表前にこの世を去っているというなんとも悲しいエピソードを聞くと、このジャケも相まってさらに深く突き刺さって来ます。
この頃のソウルミュージックでよくあるパターン(?)の歌っている人でない美人さんがジャケットに写っていてジャケ買いしてしまうパターンです。
いや、別に損するわけではないのでそれでもいいのですが。まあ、気持ちの問題として。
80年代に入って起こってくるいわゆるブラコンど真ん中。ダンサブルであったりメロウであったりという、最近の再評価のムーブメントに必ず入ってくるアルバム。
もともとコンポーザーとして60年代あたりから活躍している人なので曲のクオリティはお墨付き。帯にある「洋楽秘宝館」というシリーズで当時は発掘的に再発されたようですが、売れる売れないは別にして「秘宝」とまでいかないというのが、良い意味でのこのアルバムの評価ではないでしょうか。要するに普通にかっこいい80sソウル!という事です。
PS
ラモンさんですよね。表記どおりラモントとしましたが。
いろいろな意味で「スウィート!」と思わず叫ばずにはいられない、彼女らの魅力が詰まった1枚です。メンバー紹介時に聴かれるリラックスした雰囲気と、演奏が始まってから随所に聴ける、ピンっと筋の通ったコーラスワーク。そしてハコバンの魅力も味わえます!
這いずるグルーヴが聴くものの背筋をゾクゾクさせる名盤。ビルのヴォーカルは決して上手いと言える物ではありませんが、素朴でスッと聴く者の心の中に入ってくるやや上ずった彼の声は、全てをそぎ落とした後に見える「真実」を感じさせてくれることでしょう。
アレサのフィルモアと対を成す傑作。バーナードパーディー、メンフィスホーンズ、ビリープレストンと脇を固めるスゴ腕たちのが火花を散らす、濃厚なファンクネス。ヴォルテージ最高潮のファンクライブを聴きたければ迷わずこれを手に取ってください!
白人マーケットを意識したと言われるように、カバーの多い1枚ですが、ロック、ポップスの名曲がアレサにかかるとこうも見事なソウルになってしまうのか!と感嘆せずにはいられない!圧倒的というにふさわしい歴史的名盤です。
完全盤もあります!
アットホームな雰囲気の中に、確固たるダニーの主張が浮遊しているなんともいえない1枚です。カバー曲が見事に「ダニーの歌」として存在しており、彼の才能をまざまざと見せ付けられることでしょう。世相を切り取った貴重なライブ盤です。
ずばり、泣ける1枚。シンプルなバンドアンサンブルの中でひときわ存在感を放つワウギター。そしてカーティスのファルセット。静かなグルーヴに身をゆだねていると、なぜか目の前にカーティスが立っているかのよう。
名曲「リスペクト」からオーティスの「あの」叫びがさっそく火を噴いています。聴いていて「ヤラれた~!」と思う箇所が随所に存在しています。オーティスの飛び散る汗と唾液がスピーカーから飛んできそう・・・。
ブーツィーコリンズ在籍時のJBのアツいアツい1枚。徹頭徹尾貫かれたファンク魂。つんのめりそうになるリズムに絡む重厚なホーンセクション。鋭いギターのカッティング。そしてJBが搾り出す魂のシャウト。攻撃的なJB一座のグルーヴ地獄!
近頃アナログレコードでもリイシューされましたね。
ソウル史上、というよりポピュラーミュージック史上に残る堂々のライブ盤ではないでしょうか。ハーレムスクエアでの言わば「完全ホーム」でのサムクックの熱いシャウトが聴けます。悲しくないのに涙が溢れる名盤。新装盤のジャケに映るラッパさんはキングカーティス!
黄色い声援が飛びまくりで、ややもするとヌルい雰囲気にもなってしまいそうな危うさがありますが、そこはテディのエロファンクネスパワー全開で、どこをどう切ってもやっぱりグルーヴ天国というに他ならないライブ盤です。
ドス黒いブラックホールに吸い込まれるかのような、ディープなスペースファンク絵巻が
延々と演じられています。プレイヤーのボタンを押してバスドラムがなり始めた瞬間からあなたの部屋がマザーシップになり宇宙への旅がスタートするのです。
白人マーケットを意識したと言われるように、カバーの多い1枚ですが、ロック、ポップスの名曲がアレサにかかるとこうも見事なソウルになってしまうのか!と感嘆せずにはいられない!圧倒的というにふさわしい歴史的名盤です。
完全盤もあります!
レッドホットチリペッパーズのカバー「Higher Ground」やインコグニートのカバー「Don't You Worry 'Bout A Thing」なども有名なポップ/ソウル史上屈指の名盤ですが、内なるアイデンティティへ向けられた、アルバム全体を支配するトーンはどことなく暗いものも感じます。
「Visions」で聴けるディーンパークスとアコギとデイヴィットTウォーカーのエレキギターの響きは音にとても表情があり、そこから「Living For The City」に繋がっていく様は非常に緊張感があり、ゾクゾクっとなります。
楽器ひとつひとつに心が宿り、リスナーを圧倒するこのCDは是非とも楽器ひとつひとつのトーンを再現してくれるスピーカーで聴きたいものです。
カバー中心のアルバムですが、そこはデヴィッド・T.ウォーカーさすがのアレンジ。
なんでしょうか、このトーン。聴いているとどんどん涙腺が緩んで来る感じ。
でも、泣きの種類で言うと嬉し泣きかな?
メロウでエモーショナル。当然技術も大事ですが、音作りもやっぱり重要だなあと思わせてくれるアルバムです。
キャロルキングのカバーで、多くのソウル/ポピュラーアーティストにカバーされている"Brother Brother"でのギターはまさに本領発揮といった感じ。
スティービーワンダーのカバー"Superstition"では鋭いカッティングも聴けます。
イヤホン/ヘッドフォンでじっくりその妙技を堪能するも良し、スピーカーでそのトーンの存在感を楽しむも良し。出来る限りいい環境で聴きたい1枚です。
3曲目を除きインストです。
デレクトラックスというとオールマンブラザーズやテデスキトラックスの印象でサザンロック、ブルースロックという印象が強いのですが、ワールド、フュージョン系のスケールの大きい楽曲にもデレクのスライドがここまでマッチするんだなあと感動します。
デレクの名義ではもう10年以上前に出たアルバムなので聴かれている人も多いはずですが、最近のデレクの活躍ぶりで逆に遡れていない人もおられると思いますので、そういう方は是非。
先述したワールド、フュージョン的な楽曲、アレンジが多い事もあって、逆にデレクのスライドするギターの響き方が印象に残るかもしれません。
フルートとまったりバトル(?)する1曲目は浮遊感もいっぱいである意味サイケです。
がっつりエージングが完了した大きめのスピーカーで部屋いっぱいにならしたいアルバムです。