カテゴリー別アーカイブ: ソウルミュージック

ボビハンフリー「ブラックスアンドブルース」

Bobbi Humphrey Blacks And Blues

ボビハンフリー「ブラックスアンドブルース」

ヒップホップのサンプリングネタでも有名な、レアグルーヴの名盤。

ハービーメイスンのカタくて小気味よいドラムにチャックレイニー、ロンブラウンのベースが織りなすグルーヴに乗っかる奔放な、かつメロウなフルート。
たまに主張してくるエレピなんかもたまりません。

個人的にはドラムのハイハットワークとうねうねしてるベースラインを辿ってるだけで、ニヤニヤが止まらなくなるようなアルバムです。

あまり強くしすぎない低音と、尖りすぎない高音が鳴ってくれるスピーカーなら1日中聴いてられそうです。

エタジェイムス「アットラスト!」

Etta James At Last

エタジェイムス「アットラスト!」

ビヨンセが演じた映画「キャデラックレコード」のモデルとしても有名なエタジェイムズの名盤。

「My Dearest Darling」のコブシの聴いたシャウトはブルース、R&Bのシンガーの中でも屈指のシャウトで、多少割れ気味になるのですが、そういう細かいこだわりを超えた感動があります。

表題曲「At Last」の歌詞は比較的聴き取りやすい英語で歌われていますのでダイレクトにその感情が伝わってくるでしょう。
絶妙にアレンジされたストリングスも、切なさあふれる感情を表現するのに非常に効果的。

ソウルミュージックのまさに「ソウル」の部分を存分に味わえるこの1枚は疑似モノラルなどにして、出来ればスピーカーでちょっと音量を上げて、その「声」の素晴らしさを正面から受け止めたいですね。

ビルウィザース「ジャストアズアイアム」

Bill Withers Just As I Am

ビルウィザース「ジャストアズアイアム」

アコースティックギターを片手に無骨なヴォーカルを聴かせてくれるビル。
ストリングス、オルガンとの相性も抜群です。

名曲「Ain't No Sunshine」はまさにビルの真骨頂。彼の決して綺麗ではないのですが、心にしみ入る声とアコースティックギターの響きがしんみりと、しかしながら、アツく心に響きます。

「Sweet Wanomi」淡々とした雰囲気もいいですね〜。

ヘッドフォンやイヤフォンで完全に世界に入り込みながら聴きたくなる1枚です。