カテゴリー別アーカイブ: ギタリスト

リチャードトンプソンはギターワークもしっかり聴いてほしいのです

フェアポートコンヴェンションの名ギタリストで今なおソロ作品を制作し続けている英国の天才音楽家さん。

脱退後の初ソロ作品はジャケットからして意表を付く鬼才さあふれる作品です。

英国的陰りが漂ういい感じのトラッドフォークとして聴き流すこともできますが、時折どこかに連れて行かれそうになるサウンドや旋律にドキっとさせられます。

意外と多くの人が耳にしているジョーサトリアーニ

テクニカルなのにキャチーでクセになる名ギターインストアルバム「サーフィング・ウィズ・ジ・エイリアン」!

来年2018年に発売30周年を迎えるというのに、彼の作品の中で一番人気です。

ギターキッズはもちろん、疾走インストものがお好きな方にオススメです!スピード出しすぎそうなので運転中はお気をつけください!

数年前まではよくスポーツニュースなどのBGMにかかっていたものです。

超絶なのにオーガニックなキザイアジョーンズ

ナイジェリア出身のテクニカルギタリストさん。

この作品はちょっと丸くなってる印象もありますが、過去の作品が尖り過ぎてたのかもしれません。

よくギターが壊れないなあ、と思わせるぐらい迫力の有る弾けるギターサウンドはかなりインパクトが有りました。

アメリカンルーツなウォーレンヘインズも良い

90年代のオールマンブラザーズを支え、カヴァメントミュールとしても活動する名スライドギタリスト。

ガヴァメントミュールでは安定したテクニックと豪快なボーカルの熱くて渋いブルースロック~サザンロックを聴かせてくれます。

哀愁たっぷりの男臭いロックファンなら雄たけびの合いの手を入れたくなる感じ。

このソロ作品ではカントリーやブルーグラス調で、バンドとは違うウォーレンヘインズを楽しんでいただけます。

ゲイリームーアの凄いが詰まった名盤

ハードロックギター名盤コーナーに置いている「コリドーズオブパワー」。

現在活躍している多くのギタリストに影響を与えたり、ハードロックってカッコイイ!!!と世界中の人に知らしめたりした点でもハードロック史、音楽史に残る名盤のひとつ。

ギターの腕前はもちろん、豪快かつ繊細な演奏の男前っぷりは今なおギタリストファンの心をアツくし続けています。

過去にはダイムバックダレルもメガデス加入の誘いを受けたとか

過去にさまざまなギタリストやドラマーなどのメンバーチェンジを繰り返しているメガデスですが、「デイヴムステイン(とデイヴエルフソン)がいればメガデス」という風潮もあるようで、逆にどういう個性を他のメンバーが加えてくれるのか、という楽しみもあり、意外とメガデスファンはメンバーチェンジに関しては寛容な方ではないでしょうか。

過去のメンバーで有名なのは、やはりマーティーフリードマン。
テレビにも良く出ていた時期がありましたので、メガデスファン以外も知っているかもしれません。

彼が脱退する前のメガデスの5年ほどは「黄金期」と呼ばれ、『ラスト・イン・ピース』は90年代の名盤としても有名です。

画像は最新アルバムの「ディストピア」ではアングラのキコ・ルーレイロがギターを弾いており、そのギターソロのセンスがムステインのリフと上手く絡み合い、ファンからは最高傑作との呼び声も高い1枚です。

元祖三大ギタリスト・ジミーペイジ

Jimmy Page

レッドツェッペリン  彼らはハードロックなのかそれともファンクなのか・・・ そこの線引きはともかくこのバンドには超人しかないのは確かでしょう。 このバンドの技術力はどんな演奏パートの人間でも憧れてしまうと思います。 ジミー・ペイジ、ロバート・プラント、ジョン・ポール・ジョーンズ、ジョン・ボーナムと楽器隊だけでなくボーカリストとしての技術力どれを取っても最高峰のメンバーで構成されています。 特徴はキレのいいギターリフを作り上げるジミー、アレンジ面だけでなくベースの技術力も高いポール、ツェッペリンの特徴とも言える高音域で高い歌唱力を持つロバート、彼にしか出せない卓越したグルーヴ感にパワフルさも兼ねそろえたボンゾともうハードロックの域を超えたバンドなのです。ドラムをやっていた事のある私はやはりボンゾのドラムには憧れてしまいました。  ツェッペリンの音楽性というものは非常に独特でハードロックという枠付けだけでは中々説明が出来ない楽曲などが存在しています。ファンク、サイケデリック、民族音楽など幅広い音楽性を取り入れた上で彼らの音楽は作られ、毎回のアルバムでファンを楽しませてくれます。何よりただファンクなどを演奏するのではなく「レッド・ツェッペリン流」というアレンジをしてしまうのが素晴らしいし、それが彼らをここまで大きな存在にしたのだと思います。名曲「天国への階段」ではクラシック界の人間からお墨付きも貰ったほど。今でもロックだけでなくヒップホップの世界からも彼らを評価する声は多いとういう話です。  個人的に彼らのバンドとしての幕引きもまたカッコいいと思ってしまいます。ドラムのボンゾが亡くなった際に他のドラマーを入れる事も考えたがやはり彼のドラミングには誰も敵わないという事での解散でとてもスッキリした答えであるなと思いました。やはり、ドラムが変わるとバンドの色が大きく変わってしまい悪くなるという事もしばしばあり、最近ではアヴェンジド・セブンフォールドのドラマーが亡くなり他のドラマーが入りましたが聴いていて物足りなさなどを感じてしまい結果的にそれがバンドとして魅力が落ちたという感覚になってしまいます。ツェッペリンの新しいアルバムはもう聴けないけども彼らが残した功績はとてもとても大きい物です。  レッド・ツェッペリン『コーダ(最終楽章)2015 リマスターデラックス』  1985年に発表した作品のデジタルリマスターです。しかし、ただのリマスターではなくGt.ジミー・ペイジによる最新リマスタリング・シリーズです。以前からジミー・ペイジ本人による過去作のリマスターがリリースされてきましたが今回はそれの最終章みたいです。クリアになったサウンドがより周りの音を聴きやすくなった為、臨場感溢れる感じになっています。リマスターデラックス版はとても豪華な仕上がりになっています。ディスク1では『コーダ』のリマスタリング内容となっており、1曲目「ウィア・ゴナ・グルーヴ」から始まります。Dr.ジョン・ボーナムの何ともファンキーでグルーヴィーなドラムサウンドが繊細に表現されています。ボンゾの細かいスティックさばきが全体的に聴きやすくなっています。7曲目「モントルーのボンゾ」ではボンゾとパーカッションによるセッションが行われているのですが、80年代テクノの感じがするパーカッションにボンゾの自由なリズムが合わさってリズム楽器の面白さと奥床さというのを堪能することができます。何よりディスク2からが豪華なのです。別ミックスと未発表音源で構成されています。個人的にはディスク2に収録されている「モントルーのボンゾ」の方が迫力があってより一層ボンゾらしいドラムが表現できている作品になっていると思います。ディスク3ではボンベイオーケストラによる「フォー・ハンズ」、「フレンズ」などが収録されていて新鮮で面白いツェッペリンを体験することができるでしょう。全体的に感じたのは偉大なドラマー、ジョン・ボーナムへのリスペクトと愛でした。それをメンバーであるジミー・ペイジが表現するというのがとても感動的です。  レッド・ツェッペリン『プレゼンス』  開口一番「アキレス最後の戦い」というメンバー全員が圧迫してくる様な曲でこのアルバムは幕を開けます。何とも切迫した空気感を感じるこのアルバムで特にその空気を感じる曲だと思います。 というのも裏話をするとだいぶスケジュールに悩まされて作ったアルバムで、ジミー・ペイジも相当苦労したそうな。予定を伸ばす事も出来たけど間延びするのが嫌で集中力を極限まで高めた上で挑んだこのアルバムはセールスこそイマイチだったものの聴く人を満足させる出来栄えとなっています。その他の曲は全体的にヘヴィなサウンドのファンクという感じでベースのグルーヴ感、ドラムの切れ味鋭いファンクドラム、それに重なるようにキレのいいギターが入ったりで体が自然と乗ってしまうような楽曲が多いです。しかし、最後の「一人でお茶を」では疲れ果てたメンバーを表現しているようなスローバラード。ソファーでぐったりとして何もしたくないよと言ってる様な雰囲気が出ています。ジミー・ペイジの焦りと不安と執念のような物を感じるアルバムとなっています。  レッド・ツェッペリン 『レッド・ツェッペリン IV』  ツェッペリンのアルバムの中でも最も売れたアルバムです。私自身もツェッペリンはこのアルバムから入りました。ハードなロックとアコースティックで構成されたロックの二つに分けられて構成されたアルバムです。その二分化はとてもハッキリとしています。開始2曲はハードな路線で1曲目の「ブラック・ドッグ」ではボーカルとバンドの掛け合いがあったり、2曲目の「ロックン・ロール」ではその名の通りストレートなロックンロールなナンバーとなっています。そして、3曲目と4曲目ではアコースティックな部分が見えてくるのですが4曲目の「天国への階段」はもう名曲中の名曲ですね。アコースティックとハードロックの融合で1曲の中に3部も構成があり後半になるにつれ激しさを増して来ます。ここでもジョン・ボーナムのテクニックは最高に冴えていて、コンビネーションをここまで入れてくるかと当時真似しようとしてました。ボンゾ好きとしては是非6曲目の「フォー・スティックス」も聴いて欲しいところ。民族音楽的で変拍子を使ったギターリフに対し激しいドラムが合わさって来ますが叩く際にドラムスティックを4本持って叩いたということで、その発想が独特なサウンドを作り出しました。アルバム全体的で好きな曲が多く、これで初めてツェッペリンに入った私でも満足できたので是非お初の方はこのアルバムを聴いてみてはいかがでしょうか。

K2 RECORDS(K2レコード)は、 大阪ミナミの日本橋(でんでんタウン) にある音楽専門の CDレンタルショップ です。
洋楽ロックや国内J-POPはもちろんのこと、マニア垂涎のレア盤・珍盤から輸入盤・インディーズ・効果音・サンプリング音源まで幅広く在庫し、アルバム10万タイトル以上を有するCDライブラリーとなっております。

もちろん関西以外の方でも入会して頂けます!京都や兵庫、奈良、和歌山、滋賀、三重といった大阪以外からのお客様には、郵便による返却(ポスト投函)が好評です。

CD、バンドTシャツなどの買取もやっておりますのでお気軽にお尋ね下さい。
買取ページ
http://cd-kaitori.k2records.xyz/

大阪市浪速区日本橋3-6-3 
06-6644-7553
OPEN:12:00-22:00
http://k2records.jp/

HR/HM 8月のおすすめ盤をまとめました ハードロック/ヘヴィメタル

ナイトウェッシュ おすすめ 名盤

ナイトウィッシュ「エンドレスフォームズモストビューティフル」

元AFTER FOREVERのフロール・ヤンセンが正式加入。そのドラマチェックさがさらに増幅!ターヤ時代の楽曲もこなすフロールのポテンシャルを感じる1枚です。

ストーンフューリーバーンズ おすすめ 名盤

セブンスシール「ブラックドラゴンズアイズ」

イタリアのメロディックパワーメタル。イタリアの女子メタルというとスカイラークが思い出されますが、こちらもッと王道な感じです。

ストーンフューリー おすすめ 名盤

ストーン・フューリー「バーンズライクアスター」

名盤再発。ヴォーカルはレニーウルフ。キングダムカムでも有名ですね。80年代の正統派HR/HMのお手本のような1枚です。ジャケの「雰囲気」もいいなあ。

シンフォニーエックス おすすめ 名盤

シンフォニー・エックス「アンダーワールド」

ダンテの『神曲』にインスパイアされたというコンセプトアルバム。マイケルロメオのキレのあるギターが泣いています。ちなみに音的にはかけ離れていますが、セパルトゥラも『神曲』をテーマにしたアルバムがあります。

サバトン おすすめ 名盤

サバトン「ヒーローズ」

ラウドパークで名を上げたサバトン。あのセットを思い出しながら聴くとまた力強さを感じる事が出来て良いものです。

ヴァンヘイレン おすすめ 名盤

ヴァン・ヘイレン

2013年の来日公演。デイブが歌う80年代往年の名曲たちはやはり感慨深いものがありますね。

ホワイトスネイクパープルアルバム 名盤 おすすめ

ホワイトスネイク「パープルアルバム」

パープル時代の名曲を現WSでカバー!カヴァーデイルなので当たり前なのですが3期4期からセレクトというところもWSファンも嬉しい!

パワーウルフ おすすめ 名盤

パワーウルフ「狂気崇拝」

ドイツのパワーメタル。ヴォーカルが野太い「漢」な感じなのでいわゆる「ジャーマンメタル」を期待すると肩透かし。しかし、それらは全く些細な事と思わせる見事な内容です!コーラスが良いのですよ!!

ハロウィン おすすめ 名盤

ハロウィン「マイ・ゴッド・ギヴン・ライト」

アンディデリス加入後でもかなり人気作になるのでは?それぐらい楽曲も充実していますし、アンディのヴォーカルもパワフルです。

デイヴィッドTウォーカー「プレスオン」

David T. Walker Press On

デイヴィッドTウォーカー「プレスオン」

カバー中心のアルバムですが、そこはデヴィッド・T.ウォーカーさすがのアレンジ。
なんでしょうか、このトーン。聴いているとどんどん涙腺が緩んで来る感じ。
でも、泣きの種類で言うと嬉し泣きかな?

メロウでエモーショナル。当然技術も大事ですが、音作りもやっぱり重要だなあと思わせてくれるアルバムです。

キャロルキングのカバーで、多くのソウル/ポピュラーアーティストにカバーされている"Brother Brother"でのギターはまさに本領発揮といった感じ。
スティービーワンダーのカバー"Superstition"では鋭いカッティングも聴けます。

イヤホン/ヘッドフォンでじっくりその妙技を堪能するも良し、スピーカーでそのトーンの存在感を楽しむも良し。出来る限りいい環境で聴きたい1枚です。

デレクトラックスバンド「ソウルセレナーデ」

SoulSerenade

Derek Trucks Band Soul Serenade

デレクトラックスバンド「ソウルセレナーデ」

3曲目を除きインストです。

デレクトラックスというとオールマンブラザーズやテデスキトラックスの印象でサザンロック、ブルースロックという印象が強いのですが、ワールド、フュージョン系のスケールの大きい楽曲にもデレクのスライドがここまでマッチするんだなあと感動します。

デレクの名義ではもう10年以上前に出たアルバムなので聴かれている人も多いはずですが、最近のデレクの活躍ぶりで逆に遡れていない人もおられると思いますので、そういう方は是非。

先述したワールド、フュージョン的な楽曲、アレンジが多い事もあって、逆にデレクのスライドするギターの響き方が印象に残るかもしれません。

フルートとまったりバトル(?)する1曲目は浮遊感もいっぱいである意味サイケです。

がっつりエージングが完了した大きめのスピーカーで部屋いっぱいにならしたいアルバムです。