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菊池桃子の「オーシャンサイド」は極上のシティポップアルバム

菊池桃子のオーシャンサイドはシティーポップの名盤

シティーポップとかメロウポップとかそういう言葉がシーンをにぎわすようになって3,4年ぐらい経ったでしょうか?
80年代のサウンドはもはや2010年代サウンドの重要なファクターとなりました。

90年代のロックシーンを真ん中に生きてきた人にとっては80年代サウンドはちょっとダサかったりするのですが、時代背景というか、時の流れというか、そういうものが色々なものを変化させてくれるわけで、このアイドルど真ん中な菊池桃子の「オーシャンサイド」も今改めて聴くと「カッコイイ」と思わせられるのです。

とにかく1曲目がブリブリベースの効いたファンクナンバーで、桃子さんの頼りなげなヴォーカルが(今だから?)涼しげに聴こえてしまいます。

ここからラ・ムーに繋がっていくのか~と思い返すとなかなか興味深いサウンド変遷ですよね!

プロデューサーの林哲司と言えばこのような「シティポップ」サウンドの第一人者で数多くのアーティストを手がけています。
アイドルというフィルターを通して好きなサウンドをがんがん作ってしまうという流れがあったのでしょうね。

少し時代はズレますが、例えば岩崎宏美などはバキバキのディスコサウンドでアルバムを作ったりもしていました。

このように「サウンドから」70~80sアイドルにアプローチしていくと、目的こそ違えど、それこそ当時のアイドルファン並みに結構深みにはまってしまうと思います。

陸サーファー御用達のBGM。ドライブや街歩きにぴったりのシティーポップ

陸サーファーとはサーファーのようなファッションや音楽を聴きながら、海には入りません・・・というような人を言います。そういう人たちに合うBGMって何だろうと考えると、ドライブだったり街を散歩するときにウォークマン(とあえて言います)で聴きたい音楽かなと思ってみたり。
ということで、新旧織り交ぜてセレクトしてみました!

一十三十一
「 パシフィックハイアリューシャンロー 」
個人的丘サーファー的ディーバと言えばこの人!夏や海の爽やかさだけでなく、妖しさをも表現する楽曲と歌唱力に思わずうっとり。

ゴールデンハーフ
「 ゴールデンハーフでーす 」
ハーフの女性のみで結成された70年代を代表する歌謡ユニット。底抜けに明るい楽曲とどこーか浮気なムードが海の景色にぴったり嵌るはず!

(((さらうんど))) 「 シーユーブルー 」 陸サーファーデジタル派代表!海の情景を80年代のテクノロジックな視点で解釈した楽曲には現行のシティポップスの全てが詰まっています!

角松敏生
「 シーブリーズ 」
海の香すら漂ってきそうなジャケット通り、風通しの良いファンキーでブリージンなサウンド!一曲目から体を動かしてダンスしましょう!

吉田政美
「 マイチューンマイターン 」
さだまさしとデュオを組んでいた男の新境地はボッサやサンバなどから影響を受けた避暑地のAORサウンド!亜熱帯の風を感じて!

ホールドアップ
「 島まで10マイル 」
大瀧詠一や細野晴臣も携わった丘サーファー必携の隠れ名盤。トロピカルな南国サウンドはティンパンサウンドにも通ずる高揚感が!

ジャンクフジヤマ
「 風街ドライブ 」
若手シティポップスシンガーのホープと言われる所以は熱い歌唱スタイルと山下達郎以上に爽やかな楽曲にあり!夏のドライブのお供に是非!

東北新幹線 「 スルートラフィック 」 ブルーアイドソウルの影響を汲みながら、クールにキメた楽曲は瑞々しく透明度高し!隠れ名盤の位置づけに留まってはいけない技術の高さも○

ケン田村
「 ライトエース 」
LAで録音されたデビュー作は西海岸の空気をそのままパッケージングしたような清涼感が眩しいAOR!冒頭のギターの音の爽やかさったら!

ブレッド&バター
「 バーベキュー 」
サーファーの聖地、湘南育ちの兄弟ユニット!ヒッピー的な開放感に溢れたサウンドはソウルやフォークの影響も感じるプレAOR的傑作!

村田和人
「 ひとかけらの夏 」
冒頭の一曲目から心を鷲掴みにする、タイトル通りのサマー・ブリーズ・チューン!山下達郎人脈ということもありポップセンスは抜群です!

山下達郎
「 フォーユー 」
誰もが認める、陸サーファー的珠玉の傑作!キレれの良いカッティングにグルーヴィーなリズムは広がる青空を想起させ、まさに夏!

ステップ 「 ライジングトゥモロウ 」 初夏のそよ風のような初々しさが眩しい一作!上質なコーラスワークの裏にライトでクールな松下誠のギター~アレンジの仕事が光ります!

ミルキーウェイ
「 サマータイムラブソング 」
ソフトロックやAORへの憧憬をそのまま表現した隠れ名盤!初期松下誠のクールながら温かみのあるサウンドは避暑地のムードにぴったり!

伊藤銀次
「 デッドリィドライブ 」
アメリカン・ポップスを下敷きに豪華なメンバーと作り上げた楽曲ははっぴいえんどをよりアーバンにしたような夏の小旅行にぴったりのサウンドに!

かんせつかず
「 ひとりぼっちの音楽会 」
シュガー・ベイブも在籍した風都市所属のSSW。柔らかい日差しに包まれた音は日本のバーバンク・サウンドとも言える出色の出来!

ネバーヤングビーチ
「 ヤシノキハウス 」
はっぴいえんどなど70年代ロックへ敬意を払いながら、それを現代風にアップデートしたサウンドは気怠い夏を描いた、情感豊かな出来!

ヨギーニューウェーブス 「 パライソ 」 フィッシュマンズなどに影響を受けながら、70年代ロックの要素を取り入れ、より都会的で洗練された音色に!味わい深いボーカルが海に合います!

ジンタナ&エメラルズ
「 デスティニー 」
オールディーズを現代に甦らせるネオ・ドゥーワップ・バンド!50年代の西海岸へレイドバックしてしまう、ドリーミーなサウンドが見事です……!

オリジナルラブ
「 風の歌を聴け 」
ラテンなど異国の要素を取り入れながら、根底に流れるのは田島印のソウルフルなサウンド!最後の「朝日のあたる道」まで突き抜ける風の歌!

UA
「 イレブン 」
大沢伸一など当時気鋭のプロデューサーが楽曲を提供したアルバムは海や森など大自然の元へ聴き手を導くような情熱的で抱擁感のある作品!

ピコ
「 abc・ピコファースト 」
プレ・渋谷系とも称される早すぎたおしゃれポップス!極彩色のメロディとピコの幼気なボーカルはどこかへ行きたくなるようなサウンド!

高橋幸宏 「 サラヴァ 」 ジャズやボッサなど高橋幸宏の音楽的素養が詰まった初期の名作。アッパーからミディアムメロウまで夜の情感たっぷりの音にグッときます!


「 海風 」
フォーキーな雰囲気を孕みながら、西海岸的な要素を取り入れた音は初期ユーミン的な色彩も!現シティポップスに至る道筋を描いた名盤です!

カジヒデキ
「 ミニスカート 」
日曜の昼下がりのような雰囲気に包まれたカジヒデキのデビュー作。後のキャリアにも続いていくような甘酸っぱいサウンドが琴線に触れる!

フィッシュマンズ
「 空中キャンプ 」
現行のアーティストにも影響を与える彼らの最高傑作。浮遊感溢れるVoと深みのあるメロディは喜怒哀楽や様々な景色を聴き手に残す音の宇宙!

丘蒸汽
「 のすたるじあ 」
和アシッドフォーク/ソフトロックの隠れ名盤!万華鏡を覗いた時のような奇天烈な曲は居場所が違うような奇妙な揺らぎが心地よい仕上がり!

ハイスタンダード 「 グロウイングアップ 」 激しさ、切なさ、メロパンの全てを閉じ込めたメジャーデビュー作!シンプルなサウンドはどこへ連れてっても聴き手のテンションup!!

久保田真琴と夕焼け楽団
「 ハワイ・チャンプルー 」
ハワイアンなど熱帯・亜熱帯地域の音とアメリカンポップスを取り入れながら、それを日本のポップスとして昇華させた、「夏」の名盤です!

岡村靖幸
「 家庭教師 」
和製プリンスという肩書きなんのその、日本ポップス史に残る最高にグルーヴィンな傑作。岡村ちゃんの節回し一つ一つにポップスの真髄が!

ここで紹介していないアーティストやアルバムも、もちろんレンタルできます!

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ジェフポーカロの全仕事の「一部」

TOTOのドラマーとしても有名ですが、70年代・80年代は数多くのセッションに参加し、そのドラミングでファンのみならずミュージシャン仲間をも魅了してきました。

彼の叩く「歌うドラム」は本当に色々なミュージシャンに愛され、ジェフのドラムだと認識せずに聴いている楽曲もかなり多いことでしょう。
ハーフ・タイム・シャッフルを永遠に!

ダリルホールとジョンオーツ「裏通りの魔女」
ふたりのソウル趣味が良い具合に70年代のロックサウンドと融合して来る80年代に期待をかけたくなる思いに満ちた70年代H&Oの傑作! ちなみにTOTO結成前のジェフポーカロを聴けます。

エタジェイムス「DEEP IN THE NIGHT」
ラリーカールトンとTOTOのメンバーで作られたアルバムですが、エタのブルース/ソウルシンガーとしてのヴォーカリゼイションは失われておらず、バックとのグル ーヴも結構マッチしています。 良い意味で期待を裏切られる1枚ではないでしょうか?

デニース・ウイリアムス「WHEN LOVE COMES CALLING」 レアグルーヴの界隈ではよく名前を聞く彼女ですが、このTOTO人脈で作られたAOR風のアルバムもなかなか傑作です。 時代を反映してかディスコちっくな曲もありますが、それをこのメンバーが演奏しているんだなあ~とか思いながら聴くのもまた一興。

トミーボーリン「ティーザー」
ディープパープルに加入したがゆえに評価が固まったまま時間の過ぎていったかわいそうな人ですが、こういったソロアルバムを聴くと彼のギタリストとしての作品をもっともっと聴きたかったと実感します。
この作品を聴くとジェフベック並みにフリークスが居てもいいのでは?と思わせられますよ。

アレサ・フランクリン「想い出の旅路」
ジョージベンソンのデュエットで有名なこのアルバムはフュージョン風アレンジで固められており、こてこてソウルの女王という見識をひっくり返すかもしれない内容になっています。 アレサも含め、超一流のジャムセッションが楽しめます。

ランディ・グッドラム「フールズ・パラダイス」
70年代アメリカ、AORサウンド立役者でもあるTOTOファミリーでバックを固めた隠れ名盤。 瑞々しいコーラースワークとメロディーが胸を打ちます。

ヴァレリー・カーター「愛はすぐそばに」
ローウェルジョージも参加した「あの頃の」アメリカンテイスト溢れるアルバム。 自由自在なヴォーカルワークがじわじわ来ます!

ドン・ヘンリー「アイ・キャント・スタンド・スティル」 イーグルス解散後のソロ一作目。曲は彼にしてはとりあえずオッケーな感じも多いのですが、ジェフも含め、参加ミュージシャンが豪華なのでバックバンドを楽しむという邪道な聴き方も出来ます・・・。

ビル・チャンプリン「独身貴族」
シカゴでのヴォーカルワークが知られる彼ですが、デビッドフォスタープロデュースの元、なかなかファンキーなアルバムを作っています。 LAの風が吹いてきそう!?

ジムメッシーナ「メッシーナ」
鮮やかなメロディーラインにコーラスワークはさすがと思わせるセカンドアルバム。 ラテンテイストも取り入れた鮮やかな1枚です。

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店内のジェフポーカロ特集も大変好評です!

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終わってほしくない夏を思いながら聴く、シティポップ9枚をまとめました

角松敏生「シーブリーズ2016」

角松敏生「シーブリーズ2016」

バックトラックはそのままにヴォーカルだけの差し替えですが、なぜか新曲を聴いている感覚に!リミックス効果がここまで出たアルバムも珍しい?

はっぴいえんど「はっぴいえんど」

はっぴいえんど「はっぴいえんど」

フォークの要素も残っていて、路地裏からメインストリームを伺いながら街歩きしているような・・・。「自分だけの場所」でニヤニヤしながら聴きたいですね。

シュガー・ベイブ「ソングス」

シュガー・ベイブ「ソングス」

何かが始まる!そう予感させてくれるポップスがいっぱい。事実このアルバムから日本のロックは変わったと言っても過言ではありません。夏にやり残したことは秋にやればいいのです。

シリアポール「夢で逢えたら」

シリアポール「夢で逢えたら」

ものすごくドリーミー。ナイアガラサウンドを通した60年代ポップの傑作ともいえる本作。何を想って夢見て寝ましょうか・・・。

村田和人「SHOWDOWN」

村田和人「SHOWDOWN」

名盤、ジノヴァネリ「ナイトウォーカー」のバックミュージシャンが終結し、職人気質のウエストコーストサウンドが堪能できる1枚。夏の終わりの夕暮れ時にどうぞ。

山下 達郎「僕の中の少年」

山下 達郎「僕の中の少年」

オジサンと言われるようになって、仕事の帰り道に聴いたら号泣してしまうかもしれないアルバムです。でも涙の後に楽しい人生はきっと待っている!そんな思いに駆られることでしょう。

大滝詠一「デビューアゲイン」

大滝詠一「デビューアゲイン」

「熱き心に」「夢で逢えたら」など他アーティストへの提供曲をセルフカバー!ノスタルジーと新たなワクワクが共有できる奇跡の1枚!

吉田美奈子「モンスターインタウン」

吉田美奈子「モンスターインタウン」

ジャパニーズファンクの開眼!?ファンキーですがドープすぎず、心地よいグルーヴが聴き手を包みます。いつも、もうちょっと大きい音で聴きたくなるのです。

濱田金吾「マンハッタンインザレイン」

濱田金吾「マンハッタンインザレイン」

あのキラキラした80年代の風が吹いてきそうな1枚。アーバンメロウというにふさわしい瑞々しいメロディーが心地よいのです!