現代イスラエルジャズシーンの代表的ピアニストの4thアルバムです。
ノスタルジーを誘うオリエンタルな雰囲気を時折覗かせるところや果てしなく広がる砂漠を思わせるようなスケール感、キラキラときらめく太陽光と風を思わせるピアノのフレーズは時間の流れを忘れさせてくれます。
今作はグレッチェンパーラトが2曲参加して彩を添えています。
現代イスラエルジャズシーンの代表的ピアニストの4thアルバムです。
ノスタルジーを誘うオリエンタルな雰囲気を時折覗かせるところや果てしなく広がる砂漠を思わせるようなスケール感、キラキラときらめく太陽光と風を思わせるピアノのフレーズは時間の流れを忘れさせてくれます。
今作はグレッチェンパーラトが2曲参加して彩を添えています。
トランペッターの方のアヴィシャイさんの初リーダー作品です。
イスラエル出身らしい郷愁感漂うフレーズなのですが、発音が鋭くヒリヒリと突き刺さってくる感じがして、とても不思議な感じがします。
フレーズによっては目覚ましのアラーム代わりになりそうなぐらいものすごく緊張感があるので、朝に聴くのが個人的にはオススメです。
ジャズトランペッターとして様々なジャズジャイアンツが共演を望み、現存する「レジェンドたち」とはほぼ共演済という「新たなレジェンド枠」確定の人なんですね。
RHグローブファクターでそれまでのいなたい感じのR&Bとジャズの融合とは違う洗練された音楽センスを披露し、もはやジャズという枠だけでは語りきれなくなっています。
ディアンジェロやエリカバドゥ作品に関わったりしてジャズ界に新たなファン層を取り込んでいることなど、音のニュアンスは違いますが、現在活躍するカマシワシントンのような存在が近いところなのかもしれません。
エディパルミエリが7月に来日するということで、これはもう見ておくしかないなと。
80歳になられてもまだまだ現役の御大は精力的にライブを行っています。
前々回ぐらいの来日公演もブルーノートで見ましたが、すごい気迫でバンマス・オブ・バンマスという感じで終始圧倒されました。
最近といっても2年ぐらい前ですが、「DOIN' IT IN THE PARK」邦題:プレイグラウンドバスケットボールという映画でサントラを担当していましたが、ニューヨークのバスケ事情を描いた町の風景に、エディパルミエリのピアノやグルーヴは本当にマッチしていました。
(バスケ好きの方もこの映画は必見!)
ニューヨークのサルサシーンのリビングレジェンドで生き字引のような存在ですので、また圧倒されまくりながら楽しみたいと思っています。
画像の「ルクミ、マクンバ、ヴードゥー」はレアグルーヴの人たちには有名な(?)1枚で、ヴードゥーなんて題がついてるのですが、ちょっとそんな雰囲気もかもしつつ、どこかプログレっぽい時間の歪みも感じることの出来る名盤です。
セロニアスモンクはソロ作品がなにかと話題になりますが、このトリオ編成のアルバムもなかなかです。
変人だとか、ユニークだとかそういうのはがちがちのジャズマナーに則って考えるからそうなるのであって、特に多種多様な音楽が出てきた今聴くと普通に心地よく、たまにフックがあって(いわゆるユニークなところ?)、なんならピアノジャズのお手本のひとつとしても良いかもしれないぐらいです。
このアルバムはアートブレイキーがドラムをたたいているのですが、ジャズメッセンジャーズのパワフルで煽りまくるドラミングとはまったく違い、モンクのピアノを際立たせる裏方に徹しています。
アートブレイキーマニアな方なら、ニヤっとするフレーズも盛り込まれているかもしれません。
なんならジャズに興味の無い人が、聴き始めに聴くのが良いかもしれません。
変人はこんな優しい音は出せません。だから、ちょっとセンチな空間になるかもしれませんが・・・。春を待ちながら聴きましょう。
#7「スーパーサファリ」はカセットテープのCM曲として使用されていた79年のデビューアルバムです!フュージョンのお手本のような爽快グルーヴィーさがたまりません!
わざわざ沖縄で録音しただけあって、トロピカルなリゾート感を満喫できるタイトル通りの作品です!ご本人も歌われてますが、メロウな女性ボーカルものがやっぱりいい感じです!
42枚目のオリジナルアルバムは、前作に引き続き懐かしさと新感覚サウンドをバランスよく配置した、ワクワク感たっぷりのフュージョンを聴かせてくれます!
日本で今一番流麗でハイセンスなインストジャズ~ジャズロックを聴かせてくれるトリオの4thアルバムです。作業用BGMにもってこいです!
ほんのりトロピカルだったりアーバンな香り漂うクールでドライヴィンな楽曲は、ジャズファンのみならずヒップホップやポストロックのファンもトリコに!ハイクオリティなデビュー作です!
DJとジャズバンドのユニットによる夏をテーマにした3rdアルバムです。ジャケットからは想像のつかない軽やかでグルーヴィンなカラフルメロウサウンド満載です!
演奏活動からしばらく遠ざかっていた彼女の復帰作。菊地成孔を迎えて切れ味鋭すぎながらも深みもたっぷりな素敵なピアノジャズを聴かせてくれます!
アンソニー・ジャクソンとサイモン・フィリップスとによるトリオプロジェクト第四弾となる10作目。まさに「閃光」を最初から最後まで放ち続ける、エネルギッシュでスケール感あふれる痛快さは流石です!
ギタリストとして45周年を迎えた記念すべき作品は彼とゆかりのあるギタリストや新世代のギタリストとのデュオ作品集。ラストは全員でバトルというなんとも贅沢な一枚です。
ジャズファン以外にも広く人気のピアニストの久々のトリオ作品です。自身のリメイクやジョニミッチェルやレディオヘッドなどのロックポップス、ジョンレジェンドやケンドリックラマー等のR&B/ヒップホップを独特の解釈で聴かせてくれます。(麗)
マハビシュヌオーケストラをはじめ、数々の伝説的作品を作り続けているカリスマギタリストが過去最高の出来と自ら大絶賛の2015年作です。超絶速弾きからお得意のオリエンタルなフレーズまで息つく暇なく聴かせます!(熱)
上原ひろみのドラマーとしても知られる世界最高峰のドラマーのリーダーアルバム。ハードロック名ギタリストでもあるアンディティモンズの演奏も楽しめる、ハードフュージョン/ジャズロックアルバムです!(熱)
このグループだけでも不定形大所帯バンドなのに、さらにオーケストラも巻き込んでの豪華すぎるライヴアルバム!緊張感とスリリングたっぷりながらも、オーガニックサウンドのせいかとてもリラックスできます。(麗)
一筋縄ではいかないグルーヴィーなオーガニックサウンドと、ソウルフルで個性的な女性ボーカルで、ネオソウルファンをはじめごった煮サウンドファンもトリコにしているオーストラリアのグループの2ndアルバムです!(熱)
前作ではジャックデジョネットとジョンパティトゥッチという錚々たるメンツに臆することなく、繊細かつ表情豊かなピアノトリオ作品を聴かせてくれたフランスジャズ界の貴公子が、今回はピアノソロを披露。美形に甘んじない確かな演奏力と作曲能力に脱帽です!(麗)
以前アビシャイコーエントリオでも活躍していたイスラエル出身のピアニストの全曲オリジナルのリーダー作です。個性的で流麗なフレーズが溢れる今作は、イスラエルのジャズシーンがお好きな方はもちろん、ピアノサウンドがお好きな方にもおすすめです!(麗)
数々のデュオの名作を残した名ベーシストが2005年にキューバの天才ピアニスト:ゴンサロルバルカバと共演したライヴが収録されています。しっとりとした哀愁と透明感のあるサウンドで大人のくつろぎタイムにぴったりです!(麗)
2013年の「ガッドの流儀」以来のスタジオ作品は70歳の記念作品。マイケルランドウら強力なメンバーと共に年を感じさせないドラムソロやベテランらしいバンドアンサンブルを聴かせてくれます!(熱)
カバー中心のアルバムですが、そこはデヴィッド・T.ウォーカーさすがのアレンジ。
なんでしょうか、このトーン。聴いているとどんどん涙腺が緩んで来る感じ。
でも、泣きの種類で言うと嬉し泣きかな?
メロウでエモーショナル。当然技術も大事ですが、音作りもやっぱり重要だなあと思わせてくれるアルバムです。
キャロルキングのカバーで、多くのソウル/ポピュラーアーティストにカバーされている"Brother Brother"でのギターはまさに本領発揮といった感じ。
スティービーワンダーのカバー"Superstition"では鋭いカッティングも聴けます。
イヤホン/ヘッドフォンでじっくりその妙技を堪能するも良し、スピーカーでそのトーンの存在感を楽しむも良し。出来る限りいい環境で聴きたい1枚です。
3曲目を除きインストです。
デレクトラックスというとオールマンブラザーズやテデスキトラックスの印象でサザンロック、ブルースロックという印象が強いのですが、ワールド、フュージョン系のスケールの大きい楽曲にもデレクのスライドがここまでマッチするんだなあと感動します。
デレクの名義ではもう10年以上前に出たアルバムなので聴かれている人も多いはずですが、最近のデレクの活躍ぶりで逆に遡れていない人もおられると思いますので、そういう方は是非。
先述したワールド、フュージョン的な楽曲、アレンジが多い事もあって、逆にデレクのスライドするギターの響き方が印象に残るかもしれません。
フルートとまったりバトル(?)する1曲目は浮遊感もいっぱいである意味サイケです。
がっつりエージングが完了した大きめのスピーカーで部屋いっぱいにならしたいアルバムです。
ヒップホップのサンプリングネタでも有名な、レアグルーヴの名盤。
ハービーメイスンのカタくて小気味よいドラムにチャックレイニー、ロンブラウンのベースが織りなすグルーヴに乗っかる奔放な、かつメロウなフルート。
たまに主張してくるエレピなんかもたまりません。
個人的にはドラムのハイハットワークとうねうねしてるベースラインを辿ってるだけで、ニヤニヤが止まらなくなるようなアルバムです。
あまり強くしすぎない低音と、尖りすぎない高音が鳴ってくれるスピーカーなら1日中聴いてられそうです。