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後ろのミュージシャンシップも見え隠れするリンダロンシュタットの名盤

70年代の女の子シンガーで一番かわいいとずっと思ってましたが、今改めてみるとズーイーデシャネル(シー&ヒム)に似てる気がする。

この8thアルバム「夢はひとつだけ」はオールディーズやストーンズのカバー、ウォーレンジヴォン、エリックカズ、JDサウザー作品を伸びやかで表現力たっぷりの歌声で披露。

1曲目は映画「ブロークバックマウンテン」で使用されました。

ブラックメタルの奥深さを聴くならベヒーモスです

ブラストビートと地を這うベースの邪悪サウンドで正直万人にオススメできないですが、ポーランドのエクストリームブラックメタルバンドです。

中心人物のネルガル(アダムダルスキ)さんはいっつも不気味なメイクをして気味悪いのですが、実は結構男前。

数年前に白血病を患ってラッキーにもドナーが見つかり克服したそう。自分がそんなことに遭遇したら信心深くなりそうですが、タイトル通り彼は徹底したブラックメタラーです。

超絶なのにオーガニックなキザイアジョーンズ

ナイジェリア出身のテクニカルギタリストさん。

この作品はちょっと丸くなってる印象もありますが、過去の作品が尖り過ぎてたのかもしれません。

よくギターが壊れないなあ、と思わせるぐらい迫力の有る弾けるギターサウンドはかなりインパクトが有りました。

意外と(?)幅広く愛されるロスロンリーボーイズ

名前からしてラテンミクスチャーと思いきや、ほんのりラテンノリのアメリカンルーツロックを聴かせてくれる3人兄弟。

兄弟のせいかコーラスもギターも息が合っていて、爽やかなノリの良いサウンドはドライヴにもぴったり!

サンタナのファンの方やテックスメックス好きの方にもオススメです!

アメリカンルーツなウォーレンヘインズも良い

90年代のオールマンブラザーズを支え、カヴァメントミュールとしても活動する名スライドギタリスト。

ガヴァメントミュールでは安定したテクニックと豪快なボーカルの熱くて渋いブルースロック~サザンロックを聴かせてくれます。

哀愁たっぷりの男臭いロックファンなら雄たけびの合いの手を入れたくなる感じ。

このソロ作品ではカントリーやブルーグラス調で、バンドとは違うウォーレンヘインズを楽しんでいただけます。

ゲイリームーアの凄いが詰まった名盤

ハードロックギター名盤コーナーに置いている「コリドーズオブパワー」。

現在活躍している多くのギタリストに影響を与えたり、ハードロックってカッコイイ!!!と世界中の人に知らしめたりした点でもハードロック史、音楽史に残る名盤のひとつ。

ギターの腕前はもちろん、豪快かつ繊細な演奏の男前っぷりは今なおギタリストファンの心をアツくし続けています。

グレンフライの「オールナイター」を聴きながら

ビバリーヒルズコップやマイアミバイスに収録曲が使用されたり、他にもヒット曲が有るので、80年代の洋楽名盤にもよく上がるソロ2作目です。

で、ハンサムさんなのでマイアミバイスにも出演して俳優デビューも!
イーグルス以前からの友人:ジャックテンプチンが一緒に制作に関わっています。

マッドシーズンという奇跡

アリスインチェインズで個人的な問題を抱えていたレインステイリーにとってこのマッドシーズンというサイドプロジェクトは癒しにも似たようなものだったのかもしれません。シアトルの仲間たちと好きに作ったアルバムです。

サウンドはアリスインチェインズより更に深く暗く心の奥底に響いてきます。

アリスインチェインズはジェリーカントレルの世界観が多く反映されていますが、レインステイリーの世界観はこちらのマッドシーズンの方がより近いのではないでしょうか?

マイクマクレディ(パールジャム)のギターも本家では見られないようなフレーズが聴かれます。

数年前、マッドシーズン再結成でヴォーカルをクリスコーネルがつとめていたのですが、そのクリスも亡くなってしまったというのが、なんとも現実は悲しいものです。

ロイハーグローブは言わば大人気宴会部長

ジャズトランペッターとして様々なジャズジャイアンツが共演を望み、現存する「レジェンドたち」とはほぼ共演済という「新たなレジェンド枠」確定の人なんですね。

RHグローブファクターでそれまでのいなたい感じのR&Bとジャズの融合とは違う洗練された音楽センスを披露し、もはやジャズという枠だけでは語りきれなくなっています。

ディアンジェロやエリカバドゥ作品に関わったりしてジャズ界に新たなファン層を取り込んでいることなど、音のニュアンスは違いますが、現在活躍するカマシワシントンのような存在が近いところなのかもしれません。

爆走ロックンロールデスのヘラコプターズです

スウェーデンの荒くれ骨太ロックバンド。
ニッケアンダーソンがエントゥームドでは出来ないことをやるために作ったといっても過言ではないバンドです。

エントゥームドといえばオールドスクールデスメタルの北欧代表格。
当時はアメリカはフロリダのデスメタルバンドたちとファンもバンドも競うかのようにエクストリームな感覚を追い求めていました。

で、問題作となったエントゥームドの「ウルバリンブルース」。
今でこそ"デスロール"なんて言葉も生まれてますので、何の違和感も感じませんが、当時純粋な(?)デスメタルファンからは総スカン。

そこでかどうかは知りませんが94年にニッケが作ったロックンロール魂を込めまくったバンドがヘラコプターズです。これがまた転がる転がる。

アルバムも数枚つくり、日本にも来ていましたが解散。で2016年に再結成。
ちなみにニッケのヤリたい欲は収まらず別バンドのインペリアルステイトエレクトリックも人気です。デス。

画像の「バイ・ザ・グレイス・オブ・ゴッド」はブルージーなテイストもにじみ出ており、なかなか渋く爆走しております。